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by sasakitosio

エルサレム問題<中東戦争勃発の危機?イスラエル首脳が過去に核兵器使用も辞さないといってたよ!?>

 1月13日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、作家で元外務省主任分析官・佐藤優氏だ。
 今日は、の筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「最近、米国の共和党の内部事情に詳しい人と会った。
 その人は、「トランプ大統領になると在イスラエル米国大使館をテルアビブからエルサレムに移転する可能性がある。」と言って、頭を抱えていた。
 イスラエルが首都と定めているエルサレムの東半分は、イスラエルが1967年の第三次中東戦争で占領したのち一方的に併合した経緯がある。それだからエルサレムに大使館や総領事を置いている国は無い。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「仮に米国が大使館をエルサレムに移転すると、パレスチナがイスラエルに武装攻撃を行うことは必至だ。
 穏健派のヨルダンを含め、アラブ諸国の対米関係、対イスラエル関係が急速に悪化し、第五次中東戦争が勃発しかねない。
 さらに米国内では、2001年9月11日の同時多発テロ事件はるかに上回る規模のテロ事件が起きるであろう。
 また北大西洋機構(NATO)加盟国や日本など米国の同盟国もテロの攻撃対象となる。」と指摘した。
 最後に筆者は、「中東外交に関する初歩的な知識のある人ならば、米国大使館のエルサレム移転がどれだけ大きな否定的影響を及ぼすか分かるはずだが、どうもそういう人がトランプ氏の周辺にはいないようだ。
 米国の国務省、国防省、中央情報局(CIA)などの幹部は、中東問題の複雑さについてトランプ氏にきちんと説明しているのだろうか。不安だ。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 トランプ大統領の誕生で一番心配したことが「中東問題」だった。過日エルサレム一人歩きで、旧市街の内外を歩き回り、三代聖地で敬虔な祈りをささげて来て、感じたことは「イスラエルは今も戦時体制だということ」「神は違っても、真摯な祈りは共通していたこと」だった。戦争の火種がまだ生きていることを肌で感じた。トランプ大統領が「火に油」を注ぐことになりそうな危機を感じている。
 筆者指摘の「イスラエルが首都と定めているエルサレムの東半分は、イスラエルが1967年の第三次中東戦争で占領したのち一方的に併合した経緯がある。それだから、エルサレムに大使館や総領事館を置いている国はない。」ということを、恥ずかしながら、初めて知った。
 また筆者は「仮に米国が大使館をエルサレムに移転すると、パレスチナがイスラエルに武装攻撃を行うことは必至だ」と指摘する。過日の新聞で、イスラエルの高官が核兵器使用の辞さないという記事を読んだことがある。戦争だけは、しないでほしいと願うだけだが。
 しかも、米国の共和党の内部事情に詳しい「筆者の知人」の話では「トランプが大統領になると在イスラエル米国大使館をテルアビブからエルサレムに移転する可能性がある」といっているとのこと。
 1月20日以降が、恐ろしい。神よ、救いたまえ!
by sasakitosio | 2017-01-14 07:10 | 東京新聞を読んで | Trackback