憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

米国と加害者になる<やだねえ!でも有事法制も、集団的自衛権の行使もあり、後は朝鮮有事を防ぐだけ!?>

 1月10日付東京新聞1面に、「「戦える国」に変質 言わねばならないこと」という欄がある。
 筆者は、精神科医・松本卓也さんだ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「「取り戻す」。これが安倍政権のキーワードだ。
 ニッポンを取り戻すーーーー。
 安倍晋三首相はかって自著で、(日本が直接攻撃を受けていなくても、他国を武力で守る)集団的自衛権は「自然権」であり、日本は「権利があっても行使できない」「禁治産者」と表現した。
 私が専門とする精神分析の分野で「享楽の盗み」という概念がある。
 人間は生れ落ちた時点で母親から切り離される。
 いわば楽園状態から追放される。その結果、本来あった十全たる享楽を欲しがるのだが、しばしば誰かに自分の享楽を盗まれたのだと錯覚する。」と指摘した。
 つづけて筆者は、「安倍政権も同じ論理で、かって幸福な時代があったとの空想が強い。
 この「取り戻す」が問題なのは「ならば私たちの享楽を盗んだのは誰か」と排外主義に結びやすい点だ。
 例えば、拉致問題解決を訴えるデモにヘイトスピーチをやる人が混じっている。
 安倍政権は米国への従属と挑発という矛盾する政策を繰り返す。
 首相の真珠湾訪問で、米国にもう絶対、歯向かいませんと腹を見せた。
 日ロ首脳会談はシリア問題でロシアへの制裁を求める米国の手をかむかのようだった。
 このに方面作戦は「懸命な対米従属」とも「対米対立」とも読み取れ、両側から矛盾をはらんだ支持を集めている。」と指摘した。
 最後に筆者は、「「失われた享楽」を取り戻そうと、集団的自衛権を行使できるようにした安全保障関連法は、米国の思い通りに利用されかねない。
 つまり戦争の道具にされる。
 自立路線のふりをしながら、結局、対米従属が強まるだろう。
 安倍政権は東アジア諸国に対して加害者としての反省、謝罪する代わりに、米国とともに加害者になろうとしている。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 特に、「享楽の盗み」という概念があることを初めて知ることができた。
 そして、「取り戻す」が問題なのは「ならば私たちの享楽を盗んだのは誰か」と排外主義に結びつきやすいてんだ、とのこと。
 悪い結果の責任を必ず他人のせいにする人がいる。それで解決するものは、一時の気分だけで、何も解決しないとかねがね想ってきたが、それが「享楽の盗み」という概念で説明がつくらしい。
 「失われた享楽」を取り戻そうと、集団的自衛権を行使ができるとして強行した安全保障関連法は、米国の思い通りに利用されかねない」との指摘は、その通りだと思った。
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by sasakitosio | 2017-01-13 06:44 | 東京新聞を読んで | Trackback