憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

好きの搾取  <日々の感謝だけでは、好きに対するペイになりませんか??>

 12月28日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした、
 まず筆者は、「異例の高視聴率で最終回を迎えたTBS系のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」は夫が賃金を払う雇用主、妻が家事労働を請け負う従業員という立場での「契約結婚」を描いた物語だった。
 ラブコメとしてヒットしたと思うけど、このドラマの核心は主婦労働というアンペイドワーク(不払い労働)の問題に切り込んだ点である。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「1950年後半から60年代にかけ、何人もの評論家や学者を巻き込んで「主婦論争」という論争が起こったことがある。
 主婦は職業なのか否か、家事労働の経済的価値はあるのかどうかなどをめぐる論争だった。
 結論は今日も出ていない。
 「逃げ恥」第十話で、せきを入れて正式に結婚しようと平匡にプロポーズされたみくりは「結婚すれば雇用契約は必要なくなりますという平匡の言葉に反応し、「結婚すれば給料は払わずに、私をタダで使えるから合理的」「それは好きの搾取です」と言い放つ。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「愛情の搾取。愛が消えれば主婦労働はブラック企業と同じ。
 愛情で全てをごま化す物語がバッコする中、60年前の論争を彷彿させる秀逸な問題提起だった。
 そんな自分を「小賢しい女」と卑下しなくちゃならないのがこの国の限界だけど、片一方では結婚発表会見で「関白宣言みたいな妻が理想」と語る女性がまだいる国です。」として締めくくった。
 読んで、何を今ごろと嘆く人に自分は属していると思う。
 たしかに、妻の家事労働は、そのために「賃金」を払っていないので、アンペイドラーク(不払い労働)と言われるかもしれない。
 ただ、たまに妻が数日留守をすると、その価値がわかる。
 一人で、炊事だけでも一日数時間は費やすことになる。その時間を何年も何年も妻のおかげで、自分のために使えている。自分の寿命の一定部分は妻のおかげだと思っている。
 
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by sasakitosio | 2017-01-03 17:01 | 東京新聞を読んで | Trackback