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by sasakitosio

トランプという「ゾウ」<「部屋の中のゾウ」明らかなのに誰もあえて指摘しようとしない問題」のこと?>

 12月18日付東京新聞朝刊社説横に、「太郎の国際通信」という欄がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「「部屋の中のゾウ」という表現が英語にある。
 部屋の中に大きなゾウがいれば誰でも気づくのに、誰もそのことを指摘しないようなこと。つまり「明らかなのに誰もあえて触れようとしない問題」という意味の表現。
 いま欧州という「部屋」に、トランプという「ゾウ」がいるようだとドイツの有力紙「シュピーゲル」英語版が伝えた、」と切り出した。
 つづけて筆者は、トランプ次期米大統領は、選挙中から北太平洋条約機構(NATO)について「分担金の支払いが不意十分」「制度が時代遅れ」と指摘し、場合によっては離脱も辞さないことを示唆していた。
 日本の「安保ただ乗り」批判と同じ趣旨の発言だったが、トランプ大統領の誕生が現実になったいまNATO諸国は米国抜きで欧州の安全が確保できるのか、対応の検討が始められている。」と教えてくれる。
 つづけて筆者は、「しかし、この問題を公にすれば蜂の巣をつついたように議論を巻き起こし、太平洋を取り巻く安全保障体制を危うくすることも懸念されるため、ブリュッセルのNATO本部では公式の日程には一切開催せず、軍関係者や外交官が少人数で会合を開き、会議室には「機密外会議」と表示されているという。
 つまり、欧州では誰もが気にしている問題なのに、あえて触れないようにしておくことが「部屋の中のゾウ」のようだというのだ。
 「ゾウ」はともかくとして、米国がNATOを離脱すれば欧州諸国は米国の「核の傘」の抑止力を失うことになる。
 しかし、NATO加盟国の中で英国とフランスが核兵器を保有しており、あわせて約450発の核弾頭が配備されている。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「これら英仏の核兵器が欧州の「核の傘」になりうるかどうかがいまNTO関係者の議論の焦点になっているわけだが、かってミッテラン元フランス大統領は「フランスの核は小さな領域を守るためのもの」と他国例えばドイツの防衛のために「核の傘」を提供してフランスに報復の危険を招くようなことはしないと言明している。
 そこで、ドイツが独自に核武装するという選択肢も出てくるが、世論調査ではドイツ国民の90%以上が反対を表明しており現政権があえて核武装の道を選択するとは考えられない。
 しかし、ドイツが核拡散防止条約を批准した際に「将来欧州が統一され、それにふさわしい力(核兵力)を持つことを阻害するものではない。」との文書を付属させており、ドイツが資金を負担し、フランスの技術でNATOの各国が共有する核兵器を保有することは可能だとシュピーゲル紙は分析している。
 いずれにせよ、トランプ次期米大統領の登場は欧州に新たな安全保障のあり方を問うことにもなっているようだが、日本も気づけば部屋の中に大きなトランプというゾウがいるのではないだろうか。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「部屋の中のゾウ」という表現があり、その意味は「明らかなのに誰もあえて問題にしない」ことを初めて知った。
 「トランプ大統領が現実になったいまNATO諸国が米国抜きで欧州の安全が確保できるのか。対応の検討が始められている」とのこと、
 「ドイツが資金を負担し、フランスの技術でNAYO諸国が共有する核兵器を保有することは可能だとシュピーゲル紙は分析している」とのこと、等等も知ることができた。
 その上で、日本の為政者や有識者は、アメリカが日米安保条約の終了を宣言した時の日本の安全保障どのように構築しようとしているのだろうか?仮想敵をなくする、全世界で不戦条約を結ぶとか?
 核兵器廃絶が先か、核戦争による人類の滅亡が先か?世界中の為政者には、よくよく考えてもらいたい、と思った。
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by sasakitosio | 2016-12-20 06:22 | 東京新聞を読んで | Trackback