憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

嫌われる力 悪役も主人公になれるけど<悪役はいつか、本物の悪役になる危険性がある?トランプ氏は??>

12月15日付朝日新聞朝刊社説下に、「ザ・コラム」という欄がある。
 筆者は、GLOBE編集長・国末憲人氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「いかに人に好かれるか。みんな思い悩んで日々を過ごす。
 彼女に嫌われたらどうしよう。
 上司に疎まれないだろうか。
 そう考え始めると、おちおち寝てもいられない。
 ところが、嫌われても平気な人、嫌われ役を引き受ける人がいる。
 悪役レスラー、
 ヤクザ、
 吉良上野介、
 バルタン星人。
彼らは、嫌われること自体が商売だ。
 嫌われるにもかかわらず魅力的なのは、彼らが強いからだ。
 しばしば権力も握っている。それに、実際に会うと以外に優しかったりする。人間は見かけによらない。言われるほど悪くないんじゃないかーー。
 嫌われ者は、案外好かれる。なんだか言語矛盾のようではあるが。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「政治家は、好かれるのが仕事である。好感度を高めて支持者を集め、選挙で勝ち残る。公正な選挙が実施されている国で、人気の有り無しは決定的だ。
 と思いきや、政治家にもやはり、嫌われ者がいる。
 11月の米大統領選は「嫌われ者同士の戦い」などと揶揄された。主要候補の二人、ドナルド・トランプ氏とヒラリー・クリントン氏はともに、好感度が低迷した。
 では、トランプ氏の最終的な勝利は、彼の嫌われ度が 低かったからだろうか。
 いやいや同じ嫌われ方にしても、二人の間には決定的な違いがある。トランプ氏は嫌われようとして嫌われた。クリントン氏は好かれようとして嫌われた。
 自ら悪役を引き受けたトランプ氏はきっちりと目的を達成した。勝負はそこでついた。
 嫌われるのに、なぜ勝てるのか。
 米企業家セス・ゴーディン氏が著書「マーケテングは「嘘」を語れ!」で記した原則は、人間関係にも政治でも流用できる。
 「優れた物語が「万人向け」であることは稀である」
何かを売り込もうとするならば、商品であれ人物であれそれにまつわる「物語」を組み立てるのがマーケテングの常道だ。
 その際、誰にでも訴えかける内容なら淡い印象しか残せない。むしろ、半数に嫌われてもごく一部の人に浸透すれば、かれらがその物語を広めてくれる。
 物語の主人公には、悪訳こそがふさわしい。
 トランプ氏は、「嫌われる力」を明確に意識していたからこそ、この原則を忠実に実行したのではないか。」と指摘した。
 最後に筆者は。「ただ、悪役はいつか、本物の悪役の地位に転落する危険性を秘めている。
 韓国で、朴槿恵大統領の支持率は今や4%。ここまで来ると「嫌いだけど好き」などと言ってはいられない。悪役の域を通り越して、政治家として終わりつつある。
 大統領退陣を求めて10日にソウルで開かれた市民集会に身を置いてみた。
 人々が持つすざまじいまでの嫌悪の情を実感する。
 「恥ずかしい人」(49歳女性教師)、
 「頭が空っぽ」(73歳自営業男性)とみんなの評価は散々だった。
 大統領は暗殺された朴正煕元大統領の娘である。
 その姿にかっての独裁者を重ね見た労組や市民団体は、彼女に最初から嫌悪感を示した。
 その意味で彼女は元々悪役だったが、支持は根強かった。父母を殺されて一人取り残された娘が、父のやり残した仕事を引き継ごうと大統領にまでのぼりつめる。そのような物語が、一部の人の琴線に触れた。
 「米国のトランプが父親像を演じたように、孤児となって苦労するお嬢さんの物語を朴槿恵は演じました。
 そこに人々は感情移入していた。
 ところが、一連の事件で彼女が背後から操られていたとわかり、裏切られたと支持者は感じました。物語の信頼性が崩壊したのです」
 韓国の大手テレビMBCプロジューサー宗日準さん(59)はこう説明する。
 政治家を売り込む「物語」は、破綻し始めると意外にもろい。求心力が消え失せ、支えてきた有権者が手のひらをす。
 悪役気取りで力を振り回す人の栄華も長続きするとは限らない。トランプ氏だって、その評価がいつか簡単にひっくり返るかも知れない。
 私たちはやはり、好かれる努力を地道に重ねた方がいいのだろう。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「嫌われるのにもかかわらず魅力的なのは彼らが強いからだ」とのこと、
「11月の米大統領選は「嫌われ者同士の戦い」などと揶揄された。主要候補の二人、ドナルドトランプ氏とヒラリークリントン氏は共に、好感度は低迷した」とのこと、
 「嫌われるのに、なぜ勝てるか。米企業家セス・ゴーディンスが著書「マーケティングは「うそを語れ!」で記した原則は人間関係にも政治にも流用できる」とのこと、
 「ただ 悪役はいつか、本物の悪役の地位に転落(出世?)する危険性を秘めている」とのこと、
「政治家を売り込む「物語」は、破綻し始めると意外にもろい。求心力が消え失せ、支えてきた有権者が手のひらを返す」とのこと、等等を教えてもらった。
 そして、トランプ氏だって、安倍総理だって、その栄華も長続きするとは限らない、と思った。
 6代目(故人)馬琴師匠の口癖、「主役の寿命は短く、脇役の寿命は長い」をふと思い出した。
 馬琴師匠が生きていたら、悪役の寿命をなんと言われたか?
 
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by sasakitosio | 2016-12-17 07:20 | 朝日新聞を読んで | Trackback