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by sasakitosio

H・アーレントの教訓<「全体主義の起源」で、ナチスのような政治団体の成立を論じた!日本はどう!?>

12月15日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「1930年代にドイツを逃れたH・アーレントは、「全体主義の起源」でナチスのような政治体制がどのように成立したかを論じている。
 有産階級は国内の成長が行き詰まると、競争から脱落し、社会の縁辺で憎悪を燃やす失敗者(モップ)と手を結び、人権や「私利=公益」の偽善を捨てて、むき出しの暴力で植民地の搾取を始める(欧米帝国主義)。」と切り出した。
 第一次世界大戦後の超インフレなどで階級社会が崩壊し、個人に分解して方向を見失った勤労階級は、モップの扇動に動かされるようになる。
 こうしたワイマール期ドイツは、現在の米国に通じる。長期停滞をなりふり構わぬ資本のグローバル化で乗り切ろうとする既得権益層に、製造業の衰退と格差拡大で憂き目を見た白人労働者が反逆しただけではない。
 多くの自発的団体(地域組織、慈善団体、教会など)や労働組合が衰退し、社会の信頼や連帯が失われたところに、権威主義的な扇動家が表われ、市場競争や自己責任といった新自由主義の理論でバラバラにされた民衆を引き付けたのだ。」と指摘した。
 最後に筆者は、「トランプ氏自身や次期政権の顔ぶれからも、政治的公正や政治と実業の利益相反を意に介せず、私利追求を追及する構えが見える。
 なかには、モップとしか思えない極右の人物もいる。
 強権的政権と弱い市民社会の日本も、人ごとではない。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 筆者から「H・ハーレンとが、「全体主義の起源」でナチスのような政治体制がどのように成立したかを論じている」ことを教えてもらった。
 「ワイマール期のドイツは、現在の米国に通じる。」とのこと、
 「トランプ氏自身や次期政権の顔ぶれから、政治的構成や政治と実利の利益相反を意に介せず、私利追求を強行する構えが見える」とのこと、
 「強権的政権と弱い市民社会の日本も人ごとではない」とのこと、等等の指摘は当たったら、かなり怖いものがある。日本の歴史に、戦争以外で超インフレ勃発を刻むことのないように、ひたすら神様仏様に祈るしかない!
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by sasakitosio | 2016-12-16 06:46 | 東京新聞を読んで | Trackback