憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

「教祖」の変節 アベノミクスよどこへ<市場にたまったお金415兆円!!残したまま?置忘れ?>

 12月13日付朝日新聞朝刊7面に、「波聞風問」という欄がある。筆者は、編集委員・原真人である。
今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「人為的にインフレを起こすリフレーション(reflation)はアベノミクスの主軸政策だ。その提案者である浜田宏一米エール大名誉教授の変節が最近、リフレ論者たちを失望させ、政府幹部や経済学者たちを呆れさせている。リフレ派は、日本銀行が空前の規模のお金を市場に投入する政策で必ずデフレから脱却して景気がよくなる、と主張してきた。浜田氏はその指導者であり、安倍晋三首相がアベノミクスの理論的支柱として内閣官房参与に迎えいれた経済ブレーンだ。
 その当人が突然「QE(量的緩和)が効かなくなっている」(「激論マイナス金利政策」日本経済研究センター編)といい始め、「学者として以前言っていたことと考えが変わったことを認めなければならない」(日本経済新聞11月15日付インタビュー)と白旗を掲げたのだから、関係者は驚いたに違いない。
 教祖が突然「信仰をやめる」と言い出したに等しい。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「現実をみればリフレ論を掲げるのには無理がある。日銀がいくら市場に資金を投入してもインフレの兆候は見えないからだ。足元の消費者物価は8カ月連続でややマイナス。リフレ派がいくら弁解しようと、政策の誤りは隠しようがない。
 日本銀行でリフレを推進してきた岩田規矩男副総裁らも事実上の転換を余儀なくされた。
 9月の政策決定会合で、お金の量の拡大に必ずしもこだわらない新政策への変更に反対票を投じなかったのだ。
 当人たちは現状をどう総括しているのだろうか。
 浜田氏に取材を申し入れたが、残念ながら回答を得られなかった。
 「リフレ派は終わった」と断じるのは中原伸之氏だ。浜田氏とともにリフレ論を唱え、首相の経済ブレーンを務めてきた元日銀審議委員だ。
 「私はリフレ派というよりリアリスト。インフレ目標にこだわって手を広げるより、各自国内総生産を目標にじっくりやればいい〕と語り、日銀に路線修正を求める。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「問題は「リフレ派なき日銀」にかわったとしても、金融政策がきれいさっぱり正常化するわけではないことだ。
 市場にたまったお金の量は平均の3倍の415兆円にも膨らんてしまった。今後の金融のリスクを考えれば、これは放置できない。
 しかもこれが年間80兆円ベースで増え続ける仕組みを、日銀は今も明確には修正で来ていないのだ。
 経済危機をしのぐため先進国は異常な金融緩和にのめり込んだ。その危機が終わり米国はすでに利上げに転じ、正常化に動き出した。欧州も量的緩和の縮小を決めた。
 一人日銀だけが出口論の議論さえ「時期尚早」(黒田東彦総裁)と封印し続ける。
 アベノミクスの呪縛にとらわれた日銀が生み出す金融政策の異常。
 それが、こんどはアベノミクスそのものを漂流させようとしている。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「(アベノミクス)の提唱者である浜田宏一米エール大名誉教授の変節が最近、リフレ論者たちを失望させ、政府幹部や経済学者たちをあきれさせている」とのこと、
 「問題は「リフレ派なき日銀」に変わったとしても、金融政策がきれいさっぱり正常化するわけではないことだ。 市場にたまったお金の量は平時の3倍の415兆円にも膨らんでしまった。」とのこと、
 「一人日銀だけが出口論の議論さえ「時期尚早」(黒田日銀総裁)と封印し続ける」とのこと、等等を知ることができた。
 トランプ次期大統領という「おおきな変数」が世界経済に突然登場したような今日。気象も異変、火山も活動期、経済も視界不良、かじ取りは日銀黒田総裁、積荷はアベノミクスの419兆円「日本丸 」大丈夫か??
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/23710369
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2016-12-15 08:16 | 朝日新聞を読んで | Trackback