憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

2016年の転換<6月の英国の国民投票によるEU離脱!11月のトランプ氏の大統領選勝利!>

 12月12日付東京新聞朝刊4面に、「時代を読む」という欄がある。筆者は、東大教授・宇野重規氏だ。
 今日は、の筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「歴史において2016年は大きな転換の年として記憶されるはずだ。
 それはいかなる意味における「転換」であったのか。
 6月の英国の国民投票による欧州連合(EU) 離脱の決定と、11月の米大統領選におけるトランプ氏の勝利は、世界に大きな衝撃を与えた。
 その原因と影響については今後も検討が続くだろうが、グローバル資本主義によって経済的・社会的な困難に陥った人々による異議申し立てが、思わぬ結果を招いたことは間違いない。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「振り返れば、経済のグローバル化が加速したのは1979年に英国でサッチャー政権が成立し、80年の米大統領選においてレーガン氏が当選した時期である。
 英米両国によって口火を切られたグローバル化が世界を一周して、その両国の社会の基層に跳ね返り、巨大な反発をもたらしたと言える。
 ジャーナリストのクリスチャン・カリル氏の著作に、「すべては1979年から始まった」(草思社)がある。この本でカリル氏は、サッチャー政権の成立に加え、イランのホメイニ革命や、中国における鄧小平氏の改革政策などを取り上げている。
 社会主義の後退が明らかになるなか「市場」と「宗教」が世界を動かす時代がこの年に始まったというのである。
 「イスラム国」の活動が活発化し、昨年1月にはシャルリエブド事件、11月にはパリ同時多発事件など、多くのテロが欧州で続いた。これらを含めて考えれば「全て」1979年からはじまり」、その帰結は2015年と16年に明らかになったと言える。
 この30数年の意味を再考することは緊急の課題である。
 しかしながら、世界の人々が緊密につながり、交流が加速する時代の流れが逆戻りするとは思えない。
 一度結びついた世界を解体しようとすれば、さらなる破壊と暴力を招き寄せる。むしろグローバル化の第一期の帰結が見えてきた今こそ、第2期を展望し、それを人類にとってより良いものとする英知を結集すべき時ではないか。
 重要なのは、暴走しがちなグローバル経済をより公正に制御するための国際的な制度構想と、各国が傷んだ人々を救済し生活の必要を満たすための仕組みである。いずれも困難な課題であるが、無策なままであれば、絶望した人々が孤立主義や排外主義という麻薬に走ることを食い止められない。
 欧州では、通貨危機に対応しようとして財政の引き締めを行い、それが各国の中間層にダメージを与えて、さらなる悪循環をもたらした。
 このことを思えば、グローバルな変動を、各国社会に受け止めさせるだけでは限界は明らかである。
 金融と財政、主権と国際安定、経済と民主政治のバランスをいかに取るかが重要である。」と指摘した。
 最後に筆者は、「翻って日本はどうか。参院選や都知事選があり、いくつかの政党が合流し、名称を変更したが、世界の動きと比べるとある種の「小康状態」の年であったように見える。
 とはいえ、日本だけが2016年の「転換」の例外であり続けるはずはない。
 トランプ大統領の下、政治・経済両面で日本を巡る環境の流動化は不可避である。
 「保育園落ちた日本死ね」が流行語となった今年、日本の各地できしみの声が聞こえている。
 広島カープのように「神ってる」とは言い難かった日本政治は、来年いかなる転換をしめすのだろうか。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 筆者の、「グローバル化の第一期の帰結が見えてきた今こそ、第二期を展望し、それを人類にとってより良いものとする英知を結集すると気ではないか」、との指摘、
 「重要なのは、暴走しがちなグローバル経済をより公正に制御するための国際的構想と各国で傷んだ人々を救済し生活の必要を満たす仕組みである」との指摘は、ともに理解し納得した。
 問題は、その具体策と実現の筋道だ。それを、筆者を先頭に「日本の有識者」「学者文化人」に、世界に先駆けて提起してほしい、と思っている。
 その際には、ぜひと「平和憲法」を世界へ拡げ、未来へつなげ、全体主義(民主集中制も含む)を排し、結果「戦争する国家」を消滅するようにしていただけないものだろうか。
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by sasakitosio | 2016-12-14 19:35 | 東京新聞を読んで | Trackback