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by sasakitosio

真珠湾訪問<岸氏の「やむを得なかった戦争、自衛のための戦争の認識」、持っていくの?捨ててくるの?>

12月11日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「安倍首相は今月末にオバマ大統領とともに真珠湾に慰霊の旅に行くそうだ。戦争犠牲者を弔うことは結構なことだ。
 しかし、この訪問が日本国政府による戦争の歴史の意義付けに大きな影響を与えるなら、これは政治問題となる。」と切り出した。
 つづけて筆者は、安倍首相は日米開戦75周年の節目に真珠湾を訪問し、歴史に区切りをつけると意気込んでいるそうだ。
 首相は、日本にとっての戦争は1941年12月に始まり、45年8月に終わった日米戦争だとおもっているのだろうか。
 訪問の際に発表される声明の中でも、その点をはっきりさせなければならない。
 日本にとっての戦争は1930年代の満州事変から始まり、日本はアメリカに打ち負かされただけではなく、中国にも敗れたのである。
 犠牲者を悼み、歴史に区切りをつけるというなら、日本が戦い、犠牲をもたらした全ての国に対して公平に反省と謝罪を表明すべきである。
 日本の戦争を日米戦争に限定するなら、それは歴史の歪曲である。」と指摘した。
 最後に筆者は、「また、この機会に首相の祖父、岸信介も参画した対米戦争という政策決定について、首相はどう認識しているか、是非明らかにしてもらいたい。
 この戦争をやむを得なかった、あるいは自衛のため正しいものだったという岸の認識を首相も受け継いでいるなら、真珠湾訪問は途方もない偽善となる。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 筆者の「日本にとっての戦争は1930年代の満州事変から始まり、日本はアメリカに打ち負かされただけではなく、中国にも破れたのである。犠牲者を悼み、歴史に区切りをつけるというなら、日本が戦い、犠牲者をもたらしたすべての国に対し公平に反省と謝罪を表明すべきである」との指摘は、よく分かった。
 指摘のとおり、日本の指導者はみながみな「慰霊のアジアの戦地巡り」をすべきだと思った。
 また、岸信介氏の「この戦争はやむを得なかった、あるいは自衛のための正しいものだった」とする認識を首相が受け継いでいるなら、真珠湾訪問は途方もない偽善となる、との筆者の指摘もその通りだと思った。
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by sasakitosio | 2016-12-12 06:32 | 東京新聞を読んで | Trackback