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by sasakitosio

「土人」発言の心理 <権力は暴走し、善人を独裁者に変える?でも権力の源は主権者の信託だよ!??>

 11月19日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、アナウンサー・師岡カリーマ氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「「沈黙を破る」という名の団体がある。徴兵制を敷くイスラエル軍の元戦闘員が、占領地でパレスチナ住民に対して行った残虐行為を自ら告白する有志の集まりだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「しばしば売国奴とののしられながらも活動を続ける元兵士たちは、武器を持ち他者を抑圧という行為が、普通の人を道徳的に破壊していくと訴える。
 「沈黙を破る」(土居敏邦著、岩波書店)に詳しいが特に印象的なのが次のような証言だ。
 「私はもともと占領に反対だ。平和を望んでいる。でも占領地でパレスチナ人に反抗されると、俺様に向かって生意気だ、と本当に思ってしまう」
 権力者として弱者を抑圧する立場になると、人は時に自己を見失う。
 武装した占領軍に限らない。沖縄の抗議運動の最中、「下がれ、この土人が」といった機動隊員にも同じことが起ったのではないか。
 強そうな制服や踏まれてもいたくないブーツに身を包み、権力の一員としてデモ隊の前に立ちはだかった時、彼の中から、市民を見下す暴君が姿を現した。
 傲慢に歪んだあの瞬間の表情を、本人もテレビで見て驚いたはずだ。」と指摘した。
 最後に筆者は、「力は暴走の遺伝子を持つ、時に善人を独裁者に変える。だから市民と報道は、いやでも権力の一挙一動を監視する必要がある。
それが民主政治の基本なのだというコンセンサスがない限り、私たちの民主主義は未熟のままだ。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 イスラエルに「沈黙を破る」という団体があることを初めて知った。
 「沖縄の抗議運動の最中、「下がれ、この土人が」といった機動隊員にも同じことが起った起ったのではないか。強そうな制服や踏まれてもいたくないブーツに身を包み、権力の一員としてデモ隊の前に立ちはだかった時、彼の中から、市民を見下す暴君が姿を現した」との指摘、
 「力は暴走の遺伝子を持つ。とくに善人を独裁者に変える」との指摘、
 「だから、市民と報道は、いやでも権力の一挙一動を監視する必要がある。」との指摘、等等はよく分かった。
 数年前、旅行者として、エルサレムの城壁の内外を歩き回って、ユダヤ教の嘆きの壁、キリスト教の聖墳墓教会、イスラム教の神殿の丘で、信者のみなさんと一緒に「真摯な祈り」を捧げてきた。その時感じたのは、イスラエルはいまでも「戦争中」の国だということと、どの聖地でも共通なのは「真摯な祈り」があったことだった。  また、権力は主権者たる国民の厳粛なる信託によるものであることを「権力の末端まで」徹底させること、そして「「権力が善人を独裁者」に変身させた時には、ただちに信託を取り消し、権力が消失する」、そんな仕組みができないものか、と思った。
 
 
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by sasakitosio | 2016-11-20 08:02 | 東京新聞を読んで | Trackback