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by sasakitosio

電通の戦陣訓 <「取り組んだら放すな。殺されても放すな。」だって?今どき、やだねえー!!>

 11月9日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことのした。
まず筆者は、「7日、電通に厚労省の強制捜査が入った。広告業界最大手でマスメディアにはアンタッチャブルな企業だと思っていたけど、広告から一応自由なNHKは熱心に報道。新聞各紙も検討している。民放各社はどこまで切り込めるだろうか。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「この件ですっかり有名になったのが、電通の4代目社長だった故吉田秀雄氏が1951年に定めたという「鬼十則」なるオキテである。
 「仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない」
 「取り組んだら放すな。殺されても放すな」などの文言はまるで戦陣訓。
 企業(軍)の論理を社員(兵士)に押し付けている点では「生きて虜囚の恥を受けず、死して罪過の汚名を残すことなかれ」と大差ない。
 だが、この鬼十則は高橋まつりさんの過労自殺と長時間労働が明るみに出る前まで、自己啓発の文脈で(電通の社内でも社外でも)肯定的に語られてきたのである。」と指摘した。
 最後に筆者は、「電通には「電通報」というニュースサイトがあるのだが、相も変わらず業績の喧伝と社員の啓発に努めている。
 しかも強制捜査の当日、石井直社長は「社は大変厳しい局面にあるが、皆さんの力を結集してともに新しい電通をつくっていこう」というメッセージを社員に出したそうだ。社員を死なせておいて何が「新しい電通を」だ。これも一種の戦陣訓?
 トンチンカンにもほどがある。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「電通の4代目社長だった故吉田秀雄氏が1951年に定めたという「鬼十測」なるオキテがある」とのこと、
 オキテの中に「取り組んだら放すな。殺されても放すな」というのがあるとのこと、
 「この鬼十則は高橋まつりさんの過労自殺と長時間労働が明るみに出る前まで、自己啓発の文脈で(電通の社内でも社外でも)肯定的に語られてきたのである」とのこと、等等を初めて知った。
 鬼十則が、時代に合わなくなったことを、25年前一人目の過労自殺者が出た時に「経営側」が自覚しなければならなかった。強制捜査当日の石井直社長の社員向けメッセージを見る限り、いまだに自覚反省が見られないのが極めて重症だ、と思った。
 内外から、自覚を促すには、優秀な若者が長期間にわたって「入社」しなくなるとか、電通の顧客が離れることが、妙薬のような気がした。
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by sasakitosio | 2016-11-12 07:38 | 東京新聞を読んで | Trackback