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by sasakitosio

空想的資本主義 <全労働者が個人事業主へ?過労死・過労自殺は自己責任?低賃金は自己決定?>

 11月3日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「今年8月、厚生労働省のある懇談会が「働き方の未来2035」なる報告書を発表した。
 約20年後には、働く者は個人事業主として会社や職場から独立し、世界を相手に自由に能力を発揮できるといった夢物語が語られている。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「法と経済学」の論法に従い、情報技術(IT)や人工知能(AI)が市場利用のコスト(取引費用)を下げるため、上意下達の企業組織は資本や経営能力や各種技能の対等な契約関係の束に分解されるという。
 契約(市場)原理が社会を覆い尽くせば、職場の差別やパワハラ、大企業の専横などは雲散霧消するというが、格差や非正規層の不安定な身分、機械・IT・AIが職を奪う技術的失業はどう解決されるのか。
 2年前財界首脳が米国流の解雇事由(労働法の民法・契約法への解消)や解雇の金銭的解決を主張して総スカンを食ったことがあった。現政権は「働き方改革」のために、こんなお粗末な報告書でも国民に売り込みたいのだ。」と指摘した。
 最後に筆者は、「だが、目指す労働市場の流動化とは、長時間労働や低賃金で不評のITや介護
・医療や家事代行の各業界での労働力確保の思惑にほかならない。
 移民の単純労働も視野に入る。労働者がすべて個人事業主になれば、過労死・過労自殺は自己責任で低賃金は自己決定、偽装請負・違法派遣は合法となる。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「今年8月、厚生労働省のある懇談会が「働き方の未来2035」なる報告書を発表した」とのこと、
 「約20年後には、働く者は個人事業主として会社や職場から独立し、世界を相手に自由に能力を発揮できるといった夢物語が語られている」とのこと、 等を知ることができた。
 読んで驚いたことは、自民党のホームページにあった「人生100年時代の社会保障」との類似性だった。
 また、労働や生産の中心が、狩猟から農業へ、農業と工業へ、工業とサービス業と移行しながら現代の繁栄がある、と思うが。個人事業事業主中心の、生産は、戦後のやみ市のようになるのだろうか?
 ちょっと想像できない。ほんとかなあ!!
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by sasakitosio | 2016-11-05 07:07 | 東京新聞を読んで | Trackback