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by sasakitosio

民進党って何だ? <ほかの政党もよくわからない?理念と政策とモラルを持った政党がほしい!>

 10月30日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「先日の衆院補欠選挙を見ても、蓮舫代表の人気も大したことはないようだ。この党に必要なのは、派手な表紙ではなく、政党としての理念と政策の確立である。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「東京10区の補欠選挙では、他党と市民団体が民進党の候補のために必死で運動しているのに、共産党とは席を同じくしたくないと言って、市民団体主催の集会に候補者本人が出てこなかった。自分たちを応援してくれる人々にまともに例も言えないような政治家はすぐに政治を止めた方がよい。
 民進党の支持基盤である連合は共産党と協力するなと言い張り、一方、共産党の志位和夫委員長は連合を取るのか野党共闘を取るのかの決断を民進党に迫っている。どちらも的外れである。
 最初にはっきりさせなければならないのは、民進党が誰を代表し、そのような日本社会をつくりたいのかという案アイデンティティーである。そこがはっきりしたら、選挙の際の態勢はおのずと描けるはずだ。」と指摘した。
 最後に筆者は、「鹿児島や新潟の知事選挙、さらに各種世論調査が示す通り、多くの日本人は原発再稼働に反対であり、今この瞬間の利益だけを追求するアベノミクスに懐疑的である。民進党がこのような争点に関して安倍政治への対抗軸をつくれないならば一度解散した方がよい。民主党―民進党による政権交代を追及した私も、最近はそう考えるようになった。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「この党(民進党)に必要なのは、派手な表紙ではなく、政党としての理念と政策の確立である」との指摘、
 「民主党がこのような(原発再稼働反対・アベノミクスに懐疑的)争点に関して安倍政治への対抗軸をつくれないならば一度解散した方がよい」との指摘、等等で筆者の期待と苛立ちは、よく理解出来た。
 また、連合と共産党の不仲は、今日ただいまの映像だけで是非・正邪を分別しないで、その歴史をマスメディアも調査報道してほしい。
 そして、政党としての理念や政策やモラルの確立は、既存政党はもちろん、新しくできる政党にもお願いしたい。
 ただ、すべてが欲の塊の「人間」が企画立案・実践総括をしているのとは忘れないようにしたい。
  
by sasakitosio | 2016-11-01 07:46 | 東京新聞を読んで | Trackback