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by sasakitosio

権力の生態学 <大企業・国家官僚・マスコミの共生とは、国家レベルの談合ではないか!!??>

 10月27日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「バブル期に日本の大手銀行は、大企業の銀行離れの中で金融業・不動産業への融資を競い合った。土地担保融資で銀行の審査はまひ状態。
 国重惇史著「住友銀行秘史」は、この貸し出し競争を先導して裏社会との関係を深めた当時の磯田一郎会長と側近を引きずり降ろすまでの暗闘を描く。
 決定打となった一連の内部告発は国重氏によるもので、最大規模の経済犯罪、イトマン事件の謎の最後の一片が明かされたわけだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「MOF担(旧大蔵省担当)として政官界やマスコミに人脈を築いた筆者は、これを銀行内部の権力闘争に駆使する。内部告発もこの経路に流す。
 綿密な計画、
 情報収集力、
 裏のフィクサーとも付き合う懐の深さ、
 一升瓶をもって運転手詰所まで訪れる人心掌握術は田中角栄元首相の東大卒版といったところか。
 関係者の保身や裏切り、思わぬ展開などは小説以上との評判だが、銀行上層部や大蔵省・検察・警察などの公権力や大手紙記者らの「互恵の輪」が異物を排除して共生関係を再生する物語として、いわば権力の生態系の参与観察として読むこともできる。」と指摘した。
 最後に筆者は、「腑に落ちないのは、職を賭けた闘争に著者を駆り立てた正義感の中身だ。
 銀行が裏社会と絶縁すべきことは当然だが、大企業・国家官僚・マスコミの共生とは国家レベルの談合ではないのか。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「国重惇史著「住友銀行史」」があるとのこと、
 「決定打となった一連の内部告発は国重氏によるもので、最大規模の経済犯罪、イトマン事件の謎の一片が明かされた」とのこと、等等を初めて知ることができた。
 また、「銀行上層部や大蔵省・検察・警察などの公権力や大手記者らの「互恵の輪」が異物を排除して共生関係を再生する物語として、いわば権力の生態系の参与観察として読むことができる」との筆者の指摘で、この本を読んでみたくなった。
 そして、またまた、自分の知らないことで、恐ろしい現実が存在していたことに驚いた。
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by sasakitosio | 2016-10-29 07:05 | 東京新聞を読んで | Trackback