日本核武装報告書の不安 <日本が核武装?日本が東アジアで核戦争?テレビゲームでもやだなあー!!>
2016年 10月 18日
まず筆者は、「「日本は10年以内に核武装する可能性がある」
こう分析する報告書を、米国防省がまとめたという。
米国の安全保障問題に詳しいニュースサイト「ワシントン・フリービーコン」が7日伝えたもので、筆者は国防総省担当のビル・ガーツ記者。」と切り出した。
つづけて筆者は、「記事によると、報告書は国防総省で中長期の安全保障上の見通しを分析する総合評価局(ONA)が作成したもので、その背景にはオバマ政権の非核政策は同盟国の不安を招き核武装に走らせるのではないかという国防総省内の懸念があるとガーツ記者は指摘する。
特に日本は、中国や北朝鮮からの脅威に対して米国の核抑止力が弱まり無力化することに不安を抱いていることから緊急性の高い問題だとしている。
報告書は、日本は米国の1.2メガトンのW-47と同程度の核弾頭の開発が可能で、その運搬手段としては(宇宙航空研究開発機構の)イプシロン・ロケットを利用できるとしている。
イブシロン・ロケットは固体燃料ロケットなので、かねて軍事転用をの可能性が取沙汰されてきたが、報告書は10発の核弾頭を搭載できる米国の大陸間弾道ミサイルMXミサイルのように改造が可能だとする。
このほか報告書は、日本が移動式地上発射核ミサイルや潜水艦発射核ミサイルの開発も行うと予測しているという」と教えてくれる。
さらに筆者は、「この分析は、今年7月ワシントンで開かれた「核戦争とその影響」と題したワークショップでの討論をまとめたもので、日本の核武装の可能性だけでなくその結果としての核戦争のシナリオにも言及している。
日本と中国が核戦争となる場合、中国は3メガトン級の核弾頭で日本の都市20から30を攻撃し、犠牲者は2300万人から3300万人に及ぶという恐ろしいシナリオだ。
一方の日本の反撃は150キロ級の核弾頭で中国の都市45を攻撃して2000万人を殺戮、1.2メガトン級の核弾頭で60都市を攻撃すれば9600万人から1億2800万人の犠牲者を出すと予想する。
又北朝鮮との核戦争になった場合、北朝鮮は10キロ級の核弾頭で日本の10都市を攻撃し100万人の死者を出し、一方日本は1.2メガトン級の核弾頭で首都平壌を攻撃し110万人が犠牲になるという。」と教えてくれる。
最後に筆者は、「「日本は核武装すればよい」と米大統領選のトランプ候補は言ったらしいが、そうした米国内の偏った認識をこの報告書が補強することにならないか心配だ。
一方のクリントン候補は、オバマ大統領の外交路線を継承すると公言しているので米国の核の傘がいつまで保障されるのか、二人のどちらが大統領になっても日本にとって不安は消えないことになる。」として締めくくった。
読んで、日本の為政者はどのように受け止め、回避策を考えるのだろうか、が気になった。
「「日本は10年以内に核武装をする可能性がある」 こう分析する報告書を米国防総省がまとめた」とのこと、
「報告書は国防総省で中長期の安全保障上の見通しを分析する総合評価局(ONA)が作成したもの」とのこと、
「この分析は、今年7月ワシントンで開かれた「核戦争とその影響」と題したワークショップでの討議をまとめたもので、日本の核武装の可能性だけでなくその結果としての核戦争のシナリオにも言及している」とのこと、等等を知ることができた。
日本と中国・北朝鮮との核戦争を、創造するだけでも、ゲームで見るだけでも恐ろしい気がする。
アメリカの国防総省で議論され報告書が出されたことは驚きだ。
これでは、日本と中国・北朝鮮は絶滅ではないか!
その時アメリカはどうするのかの「記述」が見えないことや、そのとき地球はどうなるかの「記述」がみられないのはなぜだろう?
日本は、どことも戦争しない「不戦の日本国憲法」を実践することが、日本人が絶滅人種にならない唯一の道ではないかと、あらためて思った。