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by sasakitosio

非正規は今(中) 年金頼れず、蓄えも少なく、64歳でも働かないと<生活保護が最後の砦だ!?>

 10月13日付朝日新聞9面に、「けいざい+深話」という欄がある。筆者は、北川憲一氏だ。今日は、非正規はいまの(中)だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「埼玉県所沢市に住む男性(64)が働く食品の物流倉庫は、深夜も眠らない。
 勤務時間は午前0時から。
 パート社員として働く。
 工場から運ばれてくる食品を仕分けして、納品数が合っているかなどをチェックするのが仕事だ。
 作業が本格化するのは 午前2時ごろから。
 牛乳や卵、肉類などが入った段ボール箱が工場から次々と届く。東京にある宅配の拠点に向けて出荷する食品だ。
 手作業で運び、決められた収納場所に入れる。箱の重さは最大20キロほどで、「運ぶたびに腰が痛い」。
 時間との闘いでもある。
 トラックの運転手が、検品を終えるのを待っているからだ。あわてて箱を落としてしまい,ケガをした従業員もいるという。勤務を終えるのは、午前8時45分。 それから約1時間かけて自宅に帰る。
 「仕事を終えるとヘトヘトだ。でも昼間なのでなかなか寝付けないのがつらい」と話す。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「かって小さな建設業を営み、一時は従業員を15人雇うまで規模を拡大した。
 だが、業績不振で廃業に追い込まれ、その後は派遣社員として清掃などの仕事をして食いつないできた。
 この物流会社で働き始めたのは50歳のとき。
 昨春まで日勤のリーダーだったが、年齢を理由にリーダーを外された。
 時給も下がったため、少しでも時給が高い深夜勤務を希望した。夜勤だと、日勤の25%増しの深夜手当が付く。
 「夜勤は慣れるまで本当に体がつらいが、生活は苦しい。リーダーを外されたのでやむを得なかった」
 しかし、昼夜逆転の生活で体が悲鳴を上げていた。
 今春、仕事を終えて帰宅した直後に転倒して左足首を骨折。約2カ月間仕事ができなくなり、無給になった。貯金をはき出して、何とか切り抜けた。
 月の手取り額は20万円ほど。マンションの家賃5万円の支払いや食費など差し引くと、貯金に回す余裕はあまりない。蓄えもほとんどない。
 厚生年金の一部を受け取れる年齢になったが、派遣で働いていた時期などの年金記録が残っておらず、記録も取戻しきれていないことから、年金の受給に必要な25年の加入期間に届いていない。
 現役時代を非正規で過ごし、低年金や無年金者となる高齢者も少なくない。
 パート社員の定年は65歳で目前に迫っている。その後も同じアルバイトとして働き続けることはできるが、「いつまで働けるだろうか」と不安は募る。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「2013年4月に施行された改正高齢者雇用安定法は、厚生年金の支給開始年齢引き上げに伴い、65才まで働きたいと希望する人を全員を原則として雇用するよう企業に義務付けた。
 安倍政権も「意欲ある高齢者に多様な就労機会を提供する」として定年延長などに取り組む企業への支援を進めるが、実際は65歳を超えても働き続ける人が多い。
 厚生労働省は05年10月末に50~59歳だった全国の男女を対象に毎年、高齢者の雇用情勢を調べている。同じ人を継続調査していて、14年11月に実施した10回目の調査は59~68歳の約2万人が対象だった。
 仕事をしている65歳以上の人にその理由を聞いた(複数回答可)ところ、「現在の生活費のため」という回答が49.4%で最も多かった。
 前年の調査より1.5%高い。男性に限ると54.6%にのぼった。生活を支えるために働かざるをえない高齢者がじわりと増えている。」として締めくくった 。
 読んで勉強になった。
 所沢に住む男性(64)はかって小さい建設業を営み、1時は従業員15人を雇うまで規模を拡大した。だが営業不振で廃業に追い込まれ、その後は派遣会社いんとして清掃などの仕事をして食いつないできた」とのこと、
 いまの「月の手取り額は20万円ほど、マンションの家賃5万円の支払いや食費などを差し引くと、貯金に回す余裕はあまりない」とのこと、
 「貯えもほとんどない」とのこと、
 「厚生労働省は05年10月末に50~59歳だった全国の男女を対象に毎年、高齢者の雇用情勢を調べている。」とのこと、
 「仕事をしている65歳以上の人にその理由を聞いたところ、「現在の生活費のため」という回答が49.4%で最も多かった。」とのこと、
 等々を知ることができた。
 年を取っても働き続けられることは、経済的にも健康的にも、いい老後の条件だと思っていた。
 が、現在の生活のために働き続けなければならず、年金をもらっても金額が低い場合、働けなくなった時は生活保護を受けるしかないはずだ。
 非正規で働く人が約4割といわれているが、4割の人が生活保護を受けることになるのだろうか。その財政や制度の準備は、いまの日本政府にできているのであろうか?
 いまから、準備しないと、日本は浄土教(浄土宗、浄土真宗)が日本に誕生した頃の「飢餓列島」になりかねない。そんな気がした。 
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by sasakitosio | 2016-10-16 15:42 | 朝日新聞を読んで | Trackback