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by sasakitosio

破壊的修復 <前の王朝文化を破壊し、その上に勝利者が国をつくる?中国の歴史的習慣では?>

 10月1日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」と言う欄がある。筆者は、作家・楊逸氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「万里の長城がコンクリートで固められたという衝撃な写真をみた。
 車のレースでも出来てしまうようなその真っ平らになった姿から、誰かがいたずらのために「作った写真」に違いないと思ったが、添えられた説明の文章を読んでいくと、そては現実に起きたことだと気付かされた。ショックでひねった首がしばらく治らなかった。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「遼寧省綏中県にある明の時代に建てられたものだった。
 国の文化財として登録されており、もっとも美しい「野長城」とも呼ばれていた。
 ボロボロの状態で長年放置されていたが、地方が出した「修復計画」が国家文物局の審査に通り、約一千万元(1億5千万円)の援助を受けたそうだ。
 なのに、こんな無残な姿になってしまった・・・。
 「爆破したほうがましだ」
 「小学生ほどの教養もないやつらに役人をやらせたつけだ」。
 ネット上で怒りの声が噴出している。責任追及された遼寧省文物局の局長は「自分には関係ない」と無責任なコメントをしている。」と教えてくれた。
 最後に筆者は、「文化財修繕を巡るお粗末な「事件」が相次いでいる。仏教の説法画が道教風になおされたり、古寺の壁画の修復で実習生の女の子が乱暴に安物のペンキを塗ったり、修復と言うより、破壊行為のようにおもえてならない。
 世界的に文化財保護意識が高まる今日、中国の文化財はなお受難が続いているようだ。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 中国の歴史に学びたくて、訪れた外国の街で、中国の街が一番多い。北京、承徳、南京、香港、西安、上海、蘇州、曲阜、等々。
 前の王朝の文物をことごとく破壊したうえで、新しい王朝文化がつくられると、聞いたことがある。
 筆者の「文化財修繕を巡るお粗末な「事件」が相次いでいる、とのことを初めて知って、ふと思い出した。
 それが、共産党政権の時代にも、歴史的習慣として「過去のものを破壊すること」が国民の間に生き続けているのかもしれない、と思った。
 
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by sasakitosio | 2016-10-07 06:20 | 東京新聞を読んで | Trackback