平和を取り次ぐ国に<日本の原点は敗戦!平和で経済成長を実現!!日本は世界の手本だぜ!!!>
2016年 10月 04日
筆者は、ジャーナリスト・鈴木昭典さんだ。
今日はこの筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「平和とは何か。 わたしにとっては、終戦の日、ゲートルや防空頭巾を外して体が軽くなったという実体験。
電気がつき、なけなしの砂糖で、家族にお汁粉を作ったという家もあった。
つまり、暮らしの中で、平和は絶対に必要なものなんですよ。
日本の原点は敗戦。原爆でひどい目に遭った痛みをずっと体の中に持ち、平和路線を生きてきた。
しかし、平和が続き、痛みが遠くなった。平和のありがたみが薄れるのは怖い。
現在、戦争が起こっている国の不幸を見つめながら、自分たちが不戦の憲法を持っている意味を考えるべきだが、実態は戦争国家に化けている。
大国意識が強くなって昭和10年代と同じ思考になり、怖い日本の顔が露骨に出ている。」と切り出した。
つづけて筆者は、「安倍晋三首相の憲法改正の原点は、1955年保守合同で生まれた自民党の党是。
戦犯(容疑での逮捕)から復活した祖父・岸信介らが取り戻そうとした日本像だが、国を護る手段は武力しかないという思考だ。
世界で一番強い指導者であるはずの米大統領が、広島に来て、生きている間に核をなくすことができないと言った。
統治権では統帥権を制御しきれないということ。
世界には核兵器が2万発あり、核戦争の怖さは否定できない。人を平気で殺すのが軍隊と言う組織だからだ。」と指摘した。
最後に筆者は、「日本がやるべきことは、戦争ができる国になるのではなく、平和の「取り次ぎ国」であること。広島、長崎の原爆と言う極限の体験をした国として、国連で大声で言わなくてはならない。
平和で経済成長を実現するという答えを出した日本は、世界でものすごく手本になっている。
「戦争をしない国」と言う平和の旗をもっと生かしていかないといけない。
長い間、憲法を取材してきた人間として、原点に立ち返ることを伝えたい。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
「日本の原点は敗戦」との指摘、
「大国意識が強くなって昭和10年代と同じ思考になり、怖い日本の顔が露骨に出ている。」との指摘、
安倍晋三首相の「国を護る手段は武力しかないという思考」との指摘、
オバマ大統領の「統治権では統帥権を制御しきれないという」こととの指摘、
「日本がやるべきことは、戦争が出来る国になるのではなく、平和の「取り次ぎ国」であること」との指摘、
「平和で経済成長を実現するという答えを出した日本は、世界でものすごく手本になっている」との指摘、
等々理解し、納得した。
日本の為政者に、筆者の指摘を実践し、「戦争をしない国」と言う平和の旗を高く高く掲げて、世界を国連を引っ張る「気概と思想」を持った「人物」が出てこれないのは、何故だろうか?
ここは、日本の有権者の目覚めを待つしかないのか!!?