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by sasakitosio

生きるため「家」を担保に <国民年金だけでは生活できない!?でも、さびしいなあー!>

 9月20日付東京新聞朝刊26面に、「新貧乏物語 年金プァ⑥」と言うシリーズがある。これで終わり、と末尾にある。
 今日はこの記事を学習することにした。
まず記事は、「緩やかなカーブを描くサルスベリの飾り木が、和室の風情を引き立てる。
 中部地方の町。田園に囲まれた一軒家。
「自分で建てた」。山岸茂さん(64)=仮名=が照れくさそうに言う。
 築30年余。大工だった山岸さんが立てた自宅には、見えない天井裏にもこだわりがある。豪雪が降り積もっても、地震に襲われても、耐えられるほど細かく組んだ梁。
 「三代は、もつ」。そう胸を張るが、山岸さんはこの家と土地を担保に老後の暮らしを支える資金を調達しようとしている。
 「リバースモーゲージ」と呼ばれる貸付制度。
 低年金などで審査が通らず銀行からお金を借りられない高齢者は、不動産を担保に入れることで自治体や社会福祉協議会から融資を受けられる。生活費を借りつつ自宅に住み続けられるが「借金のかた」となった家と土地の所有権は、死後行政などの手に移る。」と教えてくれる。
 続けて記事は、「10代から大工ひとすじ。景気の浮き沈みはあったが、山岸さんは貯金をし、国民年金も欠かさず収めてきた。「70ぐらいまで働いて、蓄えと年金で何とか暮らしていけるかな」。でも、ぼんやりと思い描いていた将来のプランは、50代半ばで早くも崩れた。
 ぎっくり腰のような症状に悩まされ、脊椎の病気と診断された。背骨が緩んでずれてしまい、神経を圧迫していた。手術を重ねてボルトで固定したものの、歩くのもおぼつかなくなって収入を断たれてしまった。
 そのころに再婚同士で結婚した妻(67)と二人。
仕事ができなくなってから生活費に充ててきた貯金がなくなり、今年5月から月12万円ほどの生活保護を受けている。
 65歳になる来年から月7万円ほどの年金がもらえるが、生活保護を受けなければ、自分と妻は暮らせない。
 「人さまの税金だから、保護を受けるのは申し訳ない」。軽作業でもいいから働きたい。でも、高齢で仕事が見つからない。最後に頼ろうと決心したのが、保護申請の窓口で聴いたリバースモーゲージだった。」、と教えてくれる。
 最後に記事は、「一度目の結婚は約30年前、自宅が完成して間もない頃だった。娘が二人。小学生のころ、よく近くの公園へ連れて行き、手をつないで一輪車の練習をした。上手に乗れるようになったころ、離婚。親権を失った子どもたちに最後に会ったのは、もう20年以上も前だ。
 祖父から父、そして自分まで三代受け継いだ土地に、子供と孫の代まで住めるように建てた頑丈な家。鴨居に、祖父母と両親の遺影が並んでいる。それを見上げて山岸さんはつぶやいた。「代々続くと思っていただろうけれど、もうこの家を継ぐもんも、おらんから」
 夫婦が亡くなれば、この家も土地も他人のものになる。
 年金だけでは暮らせない自分と妻が、これから生きる分だけ受け取れる融資の査定は山岸さんが65歳になる来年の春に始まる。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 自己所有の住まいはあるが、国民年金だけでは暮らしが成り立たない。ならば生活保護に頼るしかないが、資産としての「家と土地」があると、生活保護は出にくい。ならば、早めに「リバースモーゲージ」と言う貸付制度を利用するしかない。
 「生活費を借りつつ自宅に住み続けられるが、「借金のかた」となった家と土地の所有権は、死後、行政などの手に移る。」とのこと。生活保護を受けるよりも、気持ちの負担が少ないかもしれない。融資の査定額によっては、途中で生活保護を受けなければならない[状態]になるかもしれない。
 こんな不安を抱えた老後を解消するためには、人の一生に渡っての負担「税金・保険料等の収入」と一生渡っての給付「教育費・医療費・介護費・生活費」についてのバランスを「国家単位」で確立する必要がある、と思った。
 昔言われた、揺りかごから墓場まで、安心な暮らしが今危機に瀕していることを改めて知った気がした。
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by sasakitosio | 2016-09-30 06:02 | 東京新聞を読んで | Trackback