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by sasakitosio

15歳から納め増額、逆に不安増すなんて <生活保護の打ち切りで!?>

 9月18日付東京新聞朝刊30面に、「新貧乏物語 年金プァ⑤」というシリーズがある。
 今日はこの記事を学習することにした、
 まず記事は、「九種類の錠剤を机に並べ、沢井武さん(65)=仮名=ため息をつく。奈良県内にある借家でひとり暮らし。高血圧と心不全を抑える薬を水で流し込み、「倒れたら、どないなるんやろう」とつぶやいた。
 今年2月に65歳になり、毎月の年金が約13万5千円に増えた。体を壊して働けなくなり、4年前から前倒しで受け取っていた約7万円の厚生年金に、65歳から支給される約6万5千円の国民年金が加算される。
 一人で暮らすには十分な額かもしれない。でも、沢井さんはむしろ、もらえる年金が多くなったことで、先の生活への不安が増した。」と切り出した。
 続けて記事は、「 65歳になるまでの2年間、生活保護を受けていた。
 転職を重ねた末、47歳から働いたプラスチック加工会社を腰を痛めて61歳で退職。14年分、約140万円の退職金は、他界した両親が残していった介護費用の借金返済に充てた。
 両親への生前の仕送りで、十分な貯金は無かった。
 蓄えが無くなり、前倒しの年金だけで暮らせなくなって、やむをえず頼ったのが生活保護だった。
 持病がある沢井さんにとって、生活保護は病院に通うための命綱でもあった。
 医療費や薬代の自己負担分が全額免除されるからだ。「ありがたかった」。
 だが、年金増額による保護の打ち切りと同時に、その恩恵を失った。
 今、手元に入る額は保護を受けていたころに比べ、月に4万円ほど多い。ただ、自己負担に切り替わった薬代だけで出費が1万円ほど増えた。
 医療費と同じように免除されていた月額約5千円の介護保険料の支払いも再び始まった。さらに、生活保護で棚上げされていた国民健康保険の滞納金の支払い義務も発生。滞っている保険料の残額は延滞金も含めて20万円余り。毎月7千円づつ収めることで、役所はようやく納得してくれた。
 毎日飲む錠剤をもらうため、月に一度の病院通いが欠かせない。沢井さんの保健証は、保険料の滞納者に市町村が発行する「短期保険証」。
 通常の国民健康保険よりも短い二か月半しかない。
 以前は有効期限5カ月の保険証を渡されたが、半分に減らされた。役所の職員は「さらに滞納が長引けば、保険証そのものを没収することがあります」と言う。
 払わなければいけないことは分かっていても、更新に行くたびに「お金を返せ」とせかれているようで、切なくなる。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「 15歳のときに鉄工所で働き始め、61歳で倒れるまで46年。必要な分の年金は欠かさず収めてきた。
「老後の為とだと思って払ってきたけれど、65歳になって逆に不安が増すなんて・・」
 後ろめたさを感じても、生活保護をもらっていた時の方が安心して暮らせた。「一生懸命働いてきたのに、なぜこんな老後になってしまったのか」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
  「今年2月65歳になり、毎月の年金が約13万5千円位に増えた。」、
 「65歳になるまでの2年間生活保護を受けていた」、
 「生活保護は病院に通うための命綱であった。医療費や薬代の自己負担分が全額免除されるからだ。」
 「年金増額により、保護の打ちきりと同時に、その恩恵を失った。」、
 「生活保護で棚上げされていた国民健康保険の滞納金の支払い義務も発生」、
 「保険料の滞納者に市町村が発行する「短期保険証」。有効期限は、通常の国民健康保険よりも短い2カ月半しかない」、等々を知った。
 また、「後ろめたさを感じても、生活保護をもらっている時の方が安心して暮らせた」との声は、考えさせられる。生活保護が年金の増額よりも、暮らしの安心のささえになるということは、なぜだろう?自分的には、自由に使える「年金」の方が、制約のある「生活保護費」より、気持ち楽なような気がしているが?
 それにしても、老後に安心を与える「生活保護制度」の大切さが改めて分かった。
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by sasakitosio | 2016-09-28 06:45 | 東京新聞を読んで | Trackback