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by sasakitosio

病気で一転 無職に 預金頼み 崩れた人生設計 <若いときは元気が永遠に続くと思っていたが?・・・>

 9月18日付東京新聞28面に、「新貧乏物語 年金プァ④」という欄がある。
 今日はこの記事を勉強することにした。
 まず記事は、「今年のゴールデンウイーク。東京下町にある銀行のATMで、神谷隆司さん(42)=仮名=は絶句した。百万円ほど入っているはずの口座から、なぜか預金がおろせない。
 財布の残りは千円。買い置きの即席ラーメンで食いつないだ連休明けに、銀行から電話があった。
 「区民税の滞納のため口座が差し押さえられました。
 慌てて駆け込んだ区役所で、職員に抗告げられた。
 「税金だけでなく、年金も滞納していますよ」」と切り出した。
 続けて記事は「コンピューターグラフィックス(CG)の専門学校を卒業して、23年。神谷さんは過去に4年分の年金しか払っていない。老後に年金を受けるためには最低25年の支払いが必要だが、今はその余裕がない。区民税の半分を預金で払い、残りを毎月分納するだけで精いっぱいだ。
 神谷さんが社会に出た1993年。企業が新卒採用を減らし始めた中、学生時代からアルバイトをしていたCGの制策会社にそのまま雇われた。
 身分は嘱託社員。給与明細をみて厚生年金が引かれてないことに気づいていた。でも、「その分、手取りが増えるからいい」と思っていた。
 30歳を過ぎたとき、取引先の男性に「独立して会社をつくる。来ないか」と誘われた。
 非正規雇用での転職。
 入社時に「保険も年金もない」と言われたが、気にしなかった。まだ若く、職員による保険料の流用など社旗保険庁(当時)のたび重なる不祥事で、年金そのものへの不信感も募っていた・
 貯金があれば年金がなくても老後は困らない。そう思って毎月積み立てて、残金は5百万ほどあった。その暮らしが崩れたのは、2年前。40歳の冬、神谷さんは異変に襲われた。
 パソコンを保護するために冷房を効かせた職場で、突然汗が吹き出した。走ってもないのに、まるで走った後のよう。首に巻いたタオルをしばらくして絞ると、ぬれた雑巾のように汗がしたたり落ちた。
 ストレスによる全身性多汗症。2カ月ほどたったある日、社長に呼ばれ、「仕事、続けられないね」と肩をたたかれた。
 「取引先から「すごい汗かいてるけれど、何なの」とささやかれていることも人づてに聞いた居づらくなった神谷さんは、自ら退社した。
 生活のためにパソコン部品の梱包のアルバイトを始めたものの、一日で「もう来なくていい」。
 作業中に汗が垂れ、商品を入れる段ボール箱がぬれてしまう。それから同じようなアルバイトを三つ。
 いずれも汗が理由で長く続かず今年1月から無職になった。」と教えてくれる
 最後に記事は、「心臓内科に月2回通う以外、ほとんどの時間を部屋で過ごす日々。
 家賃や生活費、区民税の支払いで数十万に減った貯金は、そこをつく日が迫っている。アルバイト時代の確定申告で追加請求された約20万円の支払いも滞ったままだ。
 「料金を払わなければ止められる電気や水道とはちがうから、何十年も先の年金を気にして来なかった」。
 病気になって初めて抱いた不安。税金も年金もきちんと払いたい。
 「必ず治る」。
 医者はそう言ってくれても、いつなのかは分からない。20年後、30年後の暮らしを考えたいが、今は来年の自分さえ想像できずにいる。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「40歳の冬、神谷さんは異変に襲われ」、
 「ストレスによる全身性多汗症になり」、
 「同じようなアルバイトを三つ。いずれも汗が理由で長く続かず、今年1月から無職になった」、
 「料金を払わなければ止められる電気や水道とは違うから、何十年も先の年金を気にしてこなかった」、
 「病気になって初めて抱いた不安」、
 「20年後、30年後暮らしを考えたいが、今は来年の自分さえ想像でき時にいる」、等々の若者の現実を知ることができた。この若者が、一日も早く健康を回復し、働ける日が来ることを祈りたい。
 70歳の今も、仕事が続けられて、家族が元気でいられること、これらはすべて自分の努力ではなく、ただ運がよかっただけなんだな、と思っている。
 見えない先の不運に出会った時の、先人の知恵が「保健と年金」だと、あらためて感謝している。
 
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by sasakitosio | 2016-09-27 19:50 | 東京新聞を読んで | Trackback