憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

豊洲盛り土問題 「食の安全」は譲れない <市場参加者の救済も譲れない!でもみんな税金だなあー!!>

 9月21日付東京新聞社説に、「豊洲盛り土問題」が載った。
 今日はこ社説を学習することにした。
 まず社説は、「東京都の豊洲新市場の地下空洞を巡る問題は、官僚組織の恐ろしさ、無責任さを物語る。
 首都圏の台所の安全安心を蔑にした“病理”を徹底的に究明するとともに、市場参加者の救済を尽くすべきだ。
 築地市場の移転先となっている豊洲市場は、土壌や地下水の汚染が懸念された東京瓦斯の工場跡地に完成し、開場を待っていた。
 ところが、土壌汚染対策を委ねた都の専門家会議が、敷地全体に盛り土を施すよう求めていたのに、都は勝手に主要建物の地下に空洞を造っていた。
 有害物質を浄化したり、配管や配線を管理したりするための作業空間を確保しようと考えたらしいが、目的ははっきりしない。
 都の責任者だった元中央卸売市場長が、盛り土を施さない工事の発注を決済したという。
 けれども、盛り土はなされるとの認識のもとで、発注仕様書の中身を吟味しないまま押印したようだ。」と指摘した。
 つづけて社説は、「事実であれば、監督責任を問われてしかるべきだが、それにしても地下空間化の案はどこから持ち上がったのかという疑問は残る。
 これでは、都民はもとより、具体の工法を検討した都の技術者会議も、市場参加者も、揚げ句の果に都の責任者までもがだまされた形になるではないか。
 結果として、官僚機構の“暴走”を止められなかった都議会も反省するべきである。
 まずは生鮮食料品の安全性を担保できるのか、早急に確かめねばならない。想定外の空洞によって、水や空気の汚染を防ぐ効果は失われないか。地震に伴う土壌の液状化による衝撃も気にかかる。
 土壌汚染対策の再評価のために再招集された専門家会議は、予断を排してよく調べてほしい。
 共同通信社の世論調査では、築地市場の移転延期で、2020年東京五輪の計画に影響を与えてもやむを得ないとの回答は7割を超える。食の安全は譲れない。」と指摘した。
 最後に社説は、「まったく落ち度のない業者が受けた経済面、心理面の打撃は計り知れない。引っ越しの準備を中止した上、当面の商売の先行きさえ見通せない。築地の場外市場の経営にもしわ寄せが及んでいる。
 設備機器のリース契約や雇用計画の狂い、資金繰りの悪化への対応を含めて、都と都議会は救済に万全を期さなければならない。
 消えた盛り土の問題と並行して、主要三棟の工事入札を巡り、予定価格に対する落札率が不自然に高かったことも問題視されている。談合の疑いはないか。公正取引委員会は調べるべきだ。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「都民はもとより、具体の工法を検討した都の技術会議も、市場参加者も、揚げ句の果てに都の責任者までもだまされた形になるではないか。」との指摘、
 「結果として、官僚機構の“暴走”を見過ごした都議会も反省すべきだ」との指摘、その通りだと思った。
 税金で飯を食っている「公務員」、「議員」、「知事」が職責を全く果たしていなかったことが、この事例では明らかになった。
 立派な法律や条例が存在しても、それを忠実に執行する、能力と責任感が欠如している人々がその任に在るときは、まったく機能しないということの証明だが。現代民主主義の制度疲労、加齢現象の象徴のような事件ではないかと、思った。、
 しかし、そのために「まったく落ち度のない業者が受けた経済面、心理面の打撃は計り知れない」、「都と都議会は救済に万全を期さなければならない」等の社説の指摘は、その通りだ。
 また、「主要三棟の工事入札を巡り、予定価格に対する落札率が不自然に高かったこと問題視されている」とのこと。食の安全とともに、公共工事の透明性の解明も、この機会に徹底的に解明してほしい、と思った。 
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/23504355
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2016-09-22 06:52 | 東京新聞を読んで | Trackback