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by sasakitosio

外交から内政へ 巡る季節<政権交代は命がけの出来事、共産主義国の特質か?中国の特質か?>

 9月17日付朝日新聞朝刊15面に、「風 」という欄がある。筆者は、中国総局・古谷浩一氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「中国外交の威信をかけた杭州の主要20カ国・地域(G20)首脳会議が終わって3日後の9月8日。朱鎔基元首相の記者会見録の出版記念会があると聞いて、北京市内のホテルにでかけた。
 「記者の諸君、いかなる質問でも歓迎だ。制限はしない」
 87歳になる朱氏本人は欠席だったが、会場では現役時代の朱氏が歯切れよく語る会見映像が流れていた。
 最近の中国の指導者からは聞くことのない率直な言いぶり。反対派を押し切って国有企業化改革を断行した朱氏は、多くの人に憎まれ、多くに好かれた。
 会見録は2009年に出版され、すでに130万部が売れている。
 今回はそのリニューアル出版。本の内容は同じだが、会見映像を収めたDVDが付録として新たに加えられたという。どういうことなのだろうか。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「そう思いながら、DVDを見て、はっと気づいた。本では削除された朱氏の発言がわかるのだ。数えてみると、約40か所。民主化への発言や過去の政治闘争に関わる質疑が映像に入っていた。
 「そんな意図は全くありません」。
 出版関係者は全面否定した。でも友人の中国人学者はこうも解説する。
 「うちの会社は今、会長と社長の仲が悪い。元社長にも批判の動きが飛び火しているんですよ」
 うちの会社とは中国共産党。
 会長は習近平国家主席、社長は李克強首相、元社長は朱氏の意味である。
 朱氏への批判を通じ、習氏の周辺が李首相を牽制している。
 一方、李氏派は朱氏の業績に注目を集めることで習氏に反撃をしている、との見方である。
 真偽は分からない。ただ、最近、北京では、この手の話が後を絶たない。
 8月に90歳の誕生日を迎えた江沢民元国家主席を巡る動きはもっとはっきりしていた。ネット上で誕生日を祝う書き込みが相次ぎ、習氏を暗に批判する動きとの受け止めが広がった。
 江沢民派とか胡錦濤派とか、以前の日本の自民党の派閥政治に置き換えて語れるほど、中国政治は単純ではない。
 ただ、指導部の大幅入れ替えがある党大会が来年に迫る。表面に出てきた動きの裏の意図をめぐり、様々な憶測が流れるのが中国共産党の今である。」と指摘した。
 最後に筆者は、「習氏の子飼いとも言われた天心市長の黄興国氏は、昨年8月の天津での大爆発事故で「もう終わり」(地元幹部)と言われながら、失脚の前日まで1年以上、市長として活動していた。
 水面下で何が起きたのか。次は誰が倒れるのか。党幹部たちも不安げだ。
 ある当局者は北朝鮮の核実験を批判するときでさえ、「最も頭にくるのは、北朝鮮が中国の内政を全く理解していないことだ」と苦々しくつぶやく。
 朱氏は中国政治の厳しさを示唆した有名な言葉を残している。
 「100の棺桶を用意しろ。最後の一つは私のだ」
 この国で失脚は死にも近い状況を意味する。生き残りをかけた激しい権力闘争。外交から内政へと、中国は季節の変わり目を迎えている。」として締めくくった。
  読んで勉強になった。
 9月8日に、「朱鎔基元首相の記者会見録の出版記念会があった」とのこと。
 「会見録は2009年に出版され130万部が売れている。今回はそのリニューアル出版。本の内容は同じだが、会見映像をを収めたDVDが付録として新たに加えられた」とのこと。
 そのDVDに「本では削除された朱氏の発言が分かるのだ。数えて見ると、約40か所。民主化への発言や、過去の政治闘争に関わる質疑が映像に入っていた」とのこと。
 「朱氏は中国政治の厳しさを示唆した有名な言葉を残している。「100の棺桶を用意しろ。最後の一つは私のだ」」とのこと。 等々を知った。
 そして、この国の民の、苦難の一つを知ることができた、気がした。
 また中国の権力者には「失脚は死にも近い状況を意味する」ことを知り、生き残っている権力者の凄まじい人生を、すこし分かったような気がしている。
 
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by sasakitosio | 2016-09-19 10:36 | 朝日新聞を読んで | Trackback