憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

「劇場型」詐欺 <犯罪のグローバル化?被害の悲しみや怒りのグローバル化??>、

 9月10日付東京新聞朝刊27面に、「本音コラム」という欄がある。筆者は、作家・楊逸氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「一時期日本で流行した「おれおれ詐欺」をはじめとする「劇場型」詐欺は、最近中国で頻発している。つい数日前も、大学入学費用にためたお金がだまし取られて、ある女学生が急死した。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「被害者の名は徐玉玉さんで、山東省臨沂市出身の18歳だ。優秀な成績で高校を卒業し、南京の大学に合格、9月には大学生になるはずだった。
 進学する娘のために貧しいながらも、足が不自由な母親と、建設現場で働いて家計を支える父親は、半年かけて学費と生活費として約1万元(16万円相当)をためたという。
 そして居住地の役所に出向き勤労学生のための奨学金も申し込んだ。
 「奨学金が下りた」と知らせる役所からの電話の直後、同じ番号で電話がかかってきた。詐欺の手口と考えるものはいないだろう。まんまと引っかかってしまった。
 9900元・・・。詐欺に遭ったショックで心臓発作が起き、希望に満ちた若い命が失われた。詐欺に関与した6人の容疑者は逮捕されたけれど、徐玉玉さんの奨学金に関する正確かつ詳細な情報が、なぜ詐欺グループに渡ったのかは、いまだに明らかになっていない。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「中国では、反テロ対策の一環として何でも「実名制」にされ、切符一つ買うにも個人情報を求められる。
 それを売買して闇収入を得る者はあらゆる職業に潜む。深刻な社会問題だ。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 いいことも、悪いことも、楽しいことも、悲しいことも、大した時間をかけずに「伝播」する。経済のグローバル化が、犯罪のグローバル化、被害者のグローバル化にまで及ぶのにたいして時間がかからなくなったということか。
 希望に満ちた若い命が失われた、この社会的な損失は限りなく大きい、と思った。
 そして、「詐欺に関与した6人の容疑者は逮捕されたけれど、徐玉玉さんの奨学金に関する正確かつ詳細な情報が詐欺グループに渡ったのかは、いまだに明らかになっていない」とのことは、犯罪グループと捜査権力や処罰する権力が一体化している証拠のような気がしてきた。
 この、一党独裁国家の被害を、圧倒的多数の被支配国民が、いつ気づき、いつ民主化のエネルギーとなって爆発するか、目が離せない。
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by sasakitosio | 2016-09-11 06:56 | 東京新聞を読んで | Trackback