憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

川内原発 九電は懸念と向き合え<なぜか?申し入れの三反園知事が大きく見え、九電社長が小さく見えた?>

 8月27日付朝日新聞社説に、鹿児島県知事が営業運転中の川内原発(鹿児島県)1.2号機をいったん停止を申し入れた記事が載った。
 今日はこの社説を学習することにした。
 まず社説は、「鹿児島県の三反園訓知事が九州電力に対し、全国の原発で唯一、営業運転中の川内原発(鹿児島県)1.2号機をいったん停止し、機器を点検しつつ自治体の避難計画への支援を強化するよう申し入れた。
 4月の熊本地震の後、住民の間で原発への不安が広がったことを受けての行動だ。
 稼働中の原発を止める権限は知事には無い。
 しかし、三反園氏は、7月の知事選で川内原発の一時停止を主張し、再稼働を認めた現職を破って当選した経緯がある。
 九電は知事が示した懸念を正面から受け止めるべきだ。」と切り出した。
 つづけて社説は、「申し入れでは、機器の点検で原子炉の圧力容器・格納容器など重点7項目を記したほか、原発周辺の活断層の調査や、県民の不信を招かないための適時かつ正確な情報発信を求めた。
 避難計画については、知事自ら原発周辺の道路や医療・福祉施設を視察した際に寄せられた声をまじえつつ、支援体制を強化するよう訴えた。
 いずれも事故を防ぎ、あるいは事故が起きた場合に被害を最小限に食い止めるために必要なことだろう。
 申し入れを受けた九電は「内容をしっかり確認したい」としつつも、原子力規制委員会の審査を経て再稼働した川内原発の安全性に問題はないとの立場だ。
 しかし、熊本地震では震度7の大地震がれんぞくして起るという想定外の事態に直した。
 それが住民の不安や知事の判断のきっかけとなったことを忘れてはなるまい。
 具体的な権限がないとはいえ、原発を抱える自治体が稼働中の原発に真っ向から異を唱えたことに、政府や電力業界は警戒を強めている。
 九電は一時停止の要求には応じず、稼働中の2基が10月と12月に相次いで迎える定期点検までは動かし続けるとの見方が有力だ。」と指摘した。
 最後に社説は、「しかし、点検後に再び再稼働させようとする際、知事が九電の対応に満足できなければ、その反対を押し切って動かすことは現実に難しかろう。九電は結局、三反園氏が今回示した課題に対し、納得できる回答を示すしかないのではないか。
 東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に対しては、新潟県の泉田裕彦知事がかねて厳しい姿勢を取っている。
 再稼働したばかりの関西電力高浜原発(福井県)の運転を大津地裁が仮処分で差し止めたことも記憶に新しい。
 行政や司法から相次ぐ異議申し立てに対し、電力業界は誠実に向き合うのか。九電の姿勢が大きな試金石になる。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 三反園訓鹿児島県知事が九州電力に対し、営業運転中の三大原発(鹿児島県)1.2号機をいったん停止を申し入れた、この意義は大きいと思った。
 原発の安全性の主たる挙証責任を「政府・電力会社にあり」とした最高裁判断は、原発再稼働にとっては超えるのが不可能に近いほど高いハードルのような気がする。
 だから、知事が示した懸念を根拠なしと、政府・九電は証明しなければならない。いままでは、安全と主張する人と、安全だと証明する人が、同じ原子力村の人だったのとは、状況が違うのだから。
 関西電力高浜原発(福井県)の運転を大津地裁が仮処分で差し止めた後の、県知事と政府・九電との「原発の安全性をめぐる対決」がはじまった。この成り行きに、全国民の関心が集まっていることは間違いない、と思った。カンバレ、県知事!!
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/23443762
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2016-08-30 07:26 | 朝日新聞を読んで | Trackback