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by sasakitosio

資本主義の夢  <今なお残る廃墟 、フォード流里山資本主義の夢の跡!!?>

 8月25日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「20世紀初頭、H・フォードは自動車生産の革新で世界を席巻する産業資本主義の原理を編み出した。
 熟練労働の単純動作への分解やベルトコンベアー方式等の効率的生産と、労働者のやる気と購買力を支える高賃金を結びつけた大量生産・大量消費の仕組みだ(後に職場統治は暴力と恐怖支配に変質する)。
 T型フォードは1500万台以上売れた。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「ただ、生産のネックになったのは欧州勢が独占しているゴムだった。彼は南米アマゾン流域の広大な土地(米国の小さな州に匹敵する)を民営植民地として獲得し、ゴムの木の大量植樹に乗り出す。
 だが、生態系の無視による甚大な病中害や米国の価値観に反抗する労働者の暴動で植樹が失敗を繰り返す中で、米国中部の小都市の自然と調和する生活様式や社会資本をそのまま熱帯雨林に移植することに目的が変わっていく(グランディン著「フォードランディア」未訳)。結局、ゴム生産はほとんど行われずに同社は撤退する。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「その後、産業資本主義と分厚い中産階級は新自由主義と格差拡大に変わったが、今なお残る廃墟、フォード流里山資本主義の夢の跡は多くを語りかける。
 成功した事業だけを評価されがちな企業家の素顔、資本による自然支配の危うさ、解き放った資本主義を田園の理想で封じ込めることの困難、等々。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 20世紀初頭、自動車生産の革新で世界を席巻する産業資本主義の原理を生み出したH・フォードは、
「南米アマゾン流域の広大な土地(米国の小さな州に匹敵する)を民営植民地として獲得し、ゴムの木の大量植樹に乗り出す」、こと
 「結局、ゴム生産はほとんど行わずに同社は撤退する」とのこと、等を初めて知った。
 資本が大きくても、自然支配は危いことも知った。
 社会主義、共産主義が幻滅を与えた今日なのに、ポスト資本主義の思想が見えてこない。なぜだろう?
 
 
 
 
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by sasakitosio | 2016-08-27 06:37 | 東京新聞を読んで | Trackback