憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

「世界共通」に気づく想像力を <経済も政治も民主主義も格差社会も、みんなみんなグローバルなのだ!!>

 8月14日付東京新聞朝刊4面に、「時代を読む」という欄がある。筆者は、哲学者・内山節氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「グローバルな課題という言葉を使うと、経済のことばかりが語られる。だが現在の私たちは、別のグローバルな課題にも直面しているのではないだろうか。
 たとえば、6月の終わりに、国民投票によって英国の欧州連合(EU)離脱が決定された。 この結果を受けて議論されたことの一つに、国民投票は最良の方法なのだろうかということがあった。
 民主主義の原則に従えば、国民投票はもっともよい国民の意思表明だということができる。
 だがそれは扇動のうまさに流されやすい方法でもある。1934年に、ドイツでヒトラーが全権を掌握した時にも国民投票が実施され、国民の「信任」をえるかたちでそれは実現された。
 国会議員選挙も一種の国民投票であるが、ここでもカギを握るのは組織票と扇動のうまさである。
 それはどこの国の選挙でも同じであって、選挙のたびに私たちは頽廃した民主主義という現実を見せつけられてしまうことになる。
 とすると、政治制度はどうあったらよいのだろうか。
 民主主義を、健全な民主主義に戻す方法は有るのだろうか。
 あるとすればそれは、人々の日常世界に近いところに決定権を与えていくこと、つまり地方分権や地域主権を徹底していくことしかありえないのではないかと私は思っているが、政治制度や民主主義をどうしていったよいのかもまた、今日ではグローバルな課題になっているのである。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「今年の5月に韓国のソウルで、「コミュニテイづくりのための日韓シンポジュウム」が開かれた。
 コミュニティーづくりの活動をしている韓国の人々と、それを支援している大学などの研究者、行政関係者などで実行委員会がつくられ、この課題を推進していくための日韓の協力体制をつくれないかという提案が韓国からあった。
 この提案に答える形で、いま日本側の組織づくりが進められている。
 ソウルのシンポジュウムでは、韓国側の希望で私が基調講演をおこなった。
 韓国は急速な都市化、近代化が進んだ。その結果としてさまざまな問題も発生している。
 人間たちがバラバラになった都市社会では、市民の孤立や不安が広がり、格差社会も日本以上である。
 農山村地域の衰退という問題もあるし、社会の変化 から取り残されていく人々も生み出されている。
 このような問題を解決していくためには、人間同士の結び合いを再確立し、ともに生きる社会を創造する。
 そういう視点にたったコミュニティーづくりが、今進められている。
 韓国ではそれは「マウル」づくりといわれているが、「マウル」はコミュニティーというより共同体と訳した方が適切かもしれない。
 もちろん歴史的経緯や風土の違いなどはあるが、近代化された社会が生み出した影の部分も、その解決を目指す動きも、日韓ともに非常によく似ているのである。
 だから双方のこれまでの蓄積を出し合いながら、この課題解決のための持続的な協力関係をつくりたいというのが、韓国側からの提案だった。」と教えてくれる
 最後に筆者は、「ここにもまたグローバルな課題が存在している。
 なぜならこの問題は、日韓だけの課題ではなく、今日では世界中の社会の課題になっているからである。
 現在の私たちは様々なグローバルな課題に直面している。
 試されているのは、そのことに気づく想像力である。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 筆者は民主主義を健全な民主主義に戻す方法として「人々の日常世界に近いところに決定権を与えていくこと、つまり地方分権や地域主権を徹底していくことしかありえないのではないか、とおもっているとのこと。そうかもしれないと、思った。
 その上で、「ポケモンGO]で初めて知ったが、「拡張現実」を使って、現実と仮想空間を融合させ、世界的範囲で地域主権の気分が実現できないものか、と思った。
 人間の生活範囲は、一応地球上での出来事と考えれば、情報技術の発達で「あらゆる人間同士の距離」を、地域レベルに、手の届く範囲に、狭めることはできないか、とも思った。
 ただ、人間自体が肉体的にも精神的にも「不確実且つ不安定」な存在のような気がしているので、人間社会をコントロールするために生み出された「民主主義」の信頼性にも不確実性が伴うのは、不可避なのかもしれないとも、と思った。
 
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by sasakitosio | 2016-08-20 09:55 | 東京新聞を読んで | Trackback