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by sasakitosio

現代のアダム・スミス <大学の講義みたいだ!若返るねえ!考えるヒントになるねえ!!>

 8月18日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。
 筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「経済学の開祖アダム・スミスには「見えざる手」がついて回る。
 市場経済では各々が利己的にふるまえば、意図せざるけ結果として社会全体に好ましい秩序が出来するという解釈だ。
 だがスミスの全著作でこれに触れているのは3か所のみ。
 それも傍論的位置づけだ。
 スミスの死後、すぐに経済学の保守化と抽象化が始まり、今なお大学では経済学の大統一理論さながらにこれを教える。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「E・ロスチャイルド著「経済的感情(未訳)はスミス氏の心理の襞にまで踏み込んだ深い読みでテキストを解剖する。
 自由放任の市場経済は必ず繁栄するなどと彼が言ったことはなく、逆にこの主張への半ば無意識的なァイロニーが神の「見えざる手」の表現に見えるという。
 彼は政府による制度設計や介入を非難する一方で、カネの力で市場ルールがゆがめられ、理性的議論が付和雷同に堕する自由主義の危機を懸念していた。
 大企業支配とファシズムの予感におののく現代に通じる視点だ。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「彼は市場経済を人々の感情・理性・議論の錯綜した結果であり、予測や制御が困難な不確実性にあふれるものと悲観的にとらえたのだ。
 もちろん、交換そのもの権力作用、グローバル化の構造的暴力、金融危機に現われた模倣の原理等のスミスを超える問題も現代経済学の課題となる。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 経済学の開祖アダム・スミスの「見えざる手」という言葉はあまりにも有名だが、筆者によれば「スミスの全著作でこれに触れているのは三カ所のみ。」とのこと、を初めて知った。
 E・ロスチャイルド著「経済的感情」(未訳)では、  
 「自由放任の市場経済は必ず繁栄するなどと彼が言ったことはなく」、
 「彼は政府による制度設計や介入を非難する一方で、カネの力で市場ルールがゆがめられ、理性的議論が付和雷同に堕する自由主義の危機を懸念していた」、
 「彼は市場経済を人々の感情・理性・議論の錯綜した結果であり、予測や制御が困難な不確実性にあふれるものと悲観的にとらえたのだ」、と筆者は教えてくれた。
 「見えざる手」に、明るい未来を期待する方が「気分的には楽しい」が、「見えざる手」に「不確実性」を自覚し「悲観的結果」に常に備える方が未来は明るいような気がした。
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by sasakitosio | 2016-08-20 07:25 | 東京新聞を読んで | Trackback