憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

大分県警参院選運動拠点に隠しカメラ<犯人を捕らえてみれば警察官?どうなってんの?>

 8月5日付東京新聞28面に、「ニュースの追跡」という欄がある。今日はこの記事に学ぶことにした。
 まず記事は、「大分県警の捜査員が参院選公示直前、社民党と民進党候補者の支援労組が入居する施設の敷地内に無断でビデオカメラを設置していた。野党を狙い撃ちする警察のやり方はおかしい、(白名正和)
隠しカメラが設置されたのは、連合大分の東部地域協議会や、社民党系労組でつくる別府地区平和運動センターが入居する別府地区労働福祉会館(大分県別府市)。
 参院選の公示(6月22日)前の同18日夜、大分県警別府刑事課員2人が、会館敷地内の木の幹になどにカメラ2台を設置。
 公示後の同23日、労組側の依頼で草刈りをしていた業者によって発見された。
 労組側が映像を確認したところ、会館に出入りする人がきれいに映っていた。」と切り出した。
 つづけて記事は、「労組側から通報を受けた県警は、自分たちが設置したことを認め、刑事部長名で「他人の管理する敷地内に無断で立ち入ったことは不適切」との談話を発表した。
 一方、設置目的については、「特定の人物の行動確認」
 「(捜査内容が)参院選に関連した捜査かどうかは言わない」などとあいまいな説明に終始している。
 連合大分の関係者男性は「こちら特報部」の取材に、「警察権力による不当監視であり、断じて許せない卑劣な行為だ」と語気を強める。
 旧社会党委員長の村山富市首相を生んだ大分は、伝統的に革新陣営が強い。
今回の参院選大分選挙区(定数1)では、連合大分が推薦し、社民、共産両党が支援した民心現職が、次点の自民新人と千九十票の僅差で三選を果たした。
 会館は、民進候補や、比例代表で落選した吉田忠智社民党党首の運動拠点として機能していた。
 前出の連合関係者は「選挙妨害が狙いだったと考えている。野党候補の支援者を見張り続けて動向を把握し、支援者を萎縮させて選挙から遠ざけようとする狙いがあったのだろう。気づいていなかっただけで、今までも同じようなことをされていたとしか思えない」と憤る。」と教えてくれる。
 最後に、「甲南大法科大学院の渡辺修教授(刑事訴訟法)は「公職選挙法違反などの犯罪を疑う合理的な理由が説明されてない以上は、選挙活動の監視が目的だったとしか理解できない。
 選挙の公平さ、思想信条の自由を侵害する憲法違反の警察活動だ」と批判する。
 山梨、熊本両県警で捜査二課帳を歴任したジャーナリスト原田宏二氏は「選挙期間中は全国の警察が、組織の総力を挙げて候補者を監視する。民主主義の国であるべき捜査かは疑問だ」と指摘した上で、今回の隠しカメラ問題の異常さを強調する。
 「捜査力が低下し、情報提供者を確保できなくなっている中で、安易な方法に走りすぎた」
 上智大の田島泰彦教授(メディア法)は、現下の政治情勢との関連を疑う。
 「安倍首相は今回の参院選で、野党を敵視する発言を繰り返してきた。大分は野党が強く、県警が政権や与党の考えを忖度し、野党の情報収集を何が何でもやろうと考えたのではないか」
 心配なのは今後だ。
 通信傍受(盗聴)の対象拡大や司法取引の導入を柱とした改正刑事訴訟法が今年5月に成立しており、警察側の権力行使の手段が増えている。田島教授は続ける。
 「大分県警の謝罪には、市民の権利を侵害したことへの言及がない。「勇み足」ということで収束させたいのだろうが、ことはそれほど単純ではい。
 警察による不当な監視、権力行使は民主主義社会ではあってはならないことだが、警察側の感覚が麻痺していないか。
 なぜこんなことが起きたのか、誰が指示したのかなど真相を究明し説明する責任が、県警にはある」として締めくくった。
 読んで驚いた。
 なぜこんなことが起きたのだろうか?
 社民党も、連合も、民進党も、暴力集団でも暴力革命思想集団でもない。そんな、弱すぎる集団を「実力集団」である警察が、何に恐れを抱いて「監視」したのだろうか?
 警察や、政権や、与党に、社民党・連合・民進党を恐れる「暴露されて困る隠された秘密」があるのだろうか?
 真夏の夜の「怪談」に近い、気がしている。
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by sasakitosio | 2016-08-11 17:00 | 朝日新聞を読んで | Trackback