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by sasakitosio

哀しき韓国の高齢者 <儒教道徳も、無い袖は振れないか?貧しても心豊かにはいたい!>

 8月9日付東京新聞朝刊11面に、「論説委員のワールド観望」という欄がある。
 筆者は、山本勇二氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「韓国人の平均寿命は延びつづけているが、誰もが幸福というわけではないようだ。人口10万人当たりの自殺者数が経済協力開発機構(OECD)加盟の34カ国中でワースト。特に高齢者の自殺率が高い。
 貧困や 孤独が主な原因だが、病気になると「これ以上家族に負担をかけたくない。少しでも財産を残したい」と考えて、命を絶つ人が少なくないという。
 農村では農薬自殺を図るケースが多く、政府が猛毒の除草剤の製造・販売を禁止したほど。
 「親孝行こそ人の鑑」という儒教道徳が根強い韓国で何が起きているのか。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「平均退職年齢は53歳。
 年金がもらえる60歳まで働かなくてはならない。企業の再雇用は十分でなく、多くの人が自営業者になる。町工場や食堂や雑貨店、不動産業者など。50歳以上の半数近くは平均月収が100万ウオン(約9万5千円)事業に失敗して蓄えをなくす人も。自殺増加の一因でもある。
 韓国の高齢者は働きづめで家族を養い、経済成長を実現した世代だ。
 東洋英和女学院の青木育美准教授は「子どもたちが退職後の親に仕送りするのが慣習だったが、はっきり減っている。孫の進学や結婚で物入りなのに、祖父母を扶養する費用まで余裕がないのが現実だ」という。」と教えてくれる
 さらに筆者は、「変化のきっかけは、1997年の通貨危機だった。
 企業は一斉に人員整理に走り、その後のグローバル経済にも、中高年の多くは取り残された。
 社会保障の貧弱さが拍車を掛ける。国民皆年金が実現してまだ17年で、65歳以上の年金受給率36%、平均支給月額32万ウオン(約3万1千円)にすぎない(2015年)。
 低所得者向け老齢基礎年金もあるが、支給額は少なく、高齢世帯の3分の1以上が生活困窮者だ。
 独居老人の中には葬式や遺品の整理を、福祉関係の非政府組織(NGO)に依頼する人もいる。家族に見送られることもなく、あまりにも哀しい晩年である。
 高齢者の次に、50代中心のベビーブーマー世代(55~63年生まれ)が控える。
 韓国経済は貿易額が世界トップ10に入ったが、社会保障の財源は不足し、年金制度がいつか破綻すると懸念されている。」と指摘した。
 最後に筆者は、「少子高齢化は、日本の方がかなり先に進む。
 春木准教授は、企業や市民団体の福祉への参加やシルバー人材センターへの運営を例示し、「日韓で意見交換できる分野がある。互いの経験を聞いて、役立てればいい」と提言する。
 「高齢化社会に入った日韓さらに中国が、アジア出身の介護労働力を奪い合う時代も来るだろう」と予測し、「韓国は、国際結婚した外国人を介護に活用しようとしている」と指摘する。
 韓国メディアは、日本の福祉制度や自治体の取り組みを繰り返し紹介している。歴史問題ばかりが注目されるが、高齢化社会も日韓が直面する共有の悩みだ。」として締めくくった。

読んで勉強になった。
 「人口10万人当たりの自殺者数が経済協力開発機構(OECD)加盟34カ国中でワースト。特に高齢者の自殺率が高い。」とのこと、
 「平均退職年齢は53歳。年金がもらえる60歳まで働かなくてはならない」とのこと、
 「50歳以上の半数近くは平均月収が100万ウオン(約9万円)未満」とのこと、
 「国民年金が実現してまだ17年で、65歳以上の年金受給率は36%、平均支給月額は32万ウオン(約3万円)に過ぎない(2015年)」とのこと、
 「高齢世帯の3分の1以上が生活困窮者だ」とのこと、等等韓国での高齢者の生活の現実を知ることができた。
 韓国に比べれば、日本の高齢者は、まだまだいい方だということも分かった。
 が、税金をおさめながら、政府の監視を怠ってはならない。国民の暮らしを守る「本来の仕事」を政治が着実に実行するように、叱咤激励をし続けたい。
 
 
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by sasakitosio | 2016-08-10 19:30 | 東京新聞を読んで | Trackback