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by sasakitosio

建前と息抜き <介護する者、される者、息抜き、手抜きも支援のうち!?>

 8月8日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、看護師・宮子あずさ氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「相模原市の障がい者施設殺傷事件以降、障がい者の存在がいかに大切かが、繰り返し報道されている。しょせん建前と軽んじてはいけない。この建前なしに社会保障に経済性を求めた結果が、障害者の存在否定ともいえるのだから。」と切り出した。
続けて筆者は、「一方で、常に弱者に配慮する建前は、支援者への過度なプレッシャーにもなりうる。この点も指摘しておきたい。
 4年前に亡くなった母親との関わりでは、常に私をそばに置きたい母の気持ちにどう対処するかという点に悩み続けた。
 感情的に爆発されてはやり返し、自分のやさしくなさに気がめいる。
 その繰り返しだった。
 当時の私の支えとなったのは、多くの友人。
 なかでも、同時期に肉親を介護していた友人とのぼやき合いは、本当に気持ちを楽にしてくれた。
 介護を卒業した今は、渦中にある人の悩みを聞き、恩返しをしている。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「最近、父親の介護をしている人から長いメールが来た。父親の暴言に耐えかね「早く終わってほしいと思った自分がおそろしい」とのこと。その気持ちはよく分かる。
 「死んでほしいわけじゃないのに終わってほしいと思う。私もよくありました。このくらいは許してもらいましょう」
 感情を言語化すればこそ、解消できる毒もある。建前復権の陰で支援者の感情が抑圧されては、介護のつらさは増すばかりである。」として締めくくった。
 読んでためになった。
 最近身の回りで、親兄弟を介護している人が多くなった。
 筆者の指摘、「常に弱者に配慮する建前は、支援者への過度なプレッシャーにもなりうる」、
 「常に私をそばに置きたい母の気持ちにどう対処するかという点に悩み続けた」、
 「同時期に肉親を介護していた友人とのぼやき合い、本当に気持ちを楽にしてくれた」、等々は理解し納得した。
 よんで、支援者の苦労が少しわかったような気がした。
 
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by sasakitosio | 2016-08-09 05:58 | 東京新聞を読んで | Trackback