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by sasakitosio

市場のファシズム <洞察力や実行力を持つ少数者、大富豪、天国へは手ぶらで!!?>

 8月4日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。
 筆者は、法政大教授・竹田茂氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「資本主義のエンジンは革新(画期的技術)だ。
 次々にグローバルIT企業が育つ米国のシリコンバレーは、各国の称賛の的で、若き企業家(起業家)たちは現代の英雄だ。経済学者シュンペーターは「企業家こそ革新の担い手だ」と主張したが、その人間像を明らかにしなかった。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「P・ティールという異能の資本家がいる。フェイスブックへの初期投資などで若くして大富豪となり、多くのベンチャー企業に投資してきた。
 不老不死や自己改良するロボット、国家から独立した海上都市などといった奇想な計画もある。
 市場原理と、最小国家を信奉するリバータリアン(自由至上主義者)であったが、次第に他人の欲望を模倣するだけの大衆や凡庸な民主政治、普及品市場を否定し、洞察力や実行力を持つ少数者の特権や革新的企業の市場独占を許す純粋資本主義を主張するに至る。
 彼は原爆計画や月面到達のアポロ計画のような「偉大な」技術を確立するのは政府の役割であり、事業化は企業家の仕事だという。
 エリートのための資本主義の倫理は、民主主義とは相いれないとさえいう。」と指摘した。
 最後に筆者は、「人びとの生活や労働の侮辱だけではなく、市場原理とファシズムの結びつきをここに読み取るべきだ。
 同氏が米国の大統領選で、トランプ候補を応援するのもうなづける。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「経済学者シュンペーターは「企業家こそ革新の担い手だ」と主張した」とのこと、
 「P・ティールという異能の資本家がいる。フェイスブックへの初期投資など若くして大富豪となり、多くのベンチャー事業に投資してきた」とのこと、
P・テールは、「市場原理と、最小国家を信奉するリバータリアン(自由至上主義者)」で、「洞察力と実行力を持つ少数者の特権や革新的企業の市場独占を許す純粋資本主義を主張するにいたる」とのこと、等等を知ることができた。
 そして考えた。異能な資本家で若くして大富豪になり、死ぬまで大富豪であることを、もし認めるとしても、死んだ後は「すべて社会に返していく」という風にできないものか?
 人は、裸で生まれて来て、裸で地に帰る、「この世」で得たモノはすべて「この世」に返していく。そんなルールを天賦財産説とでも呼べないものか?
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by sasakitosio | 2016-08-05 05:49 | 東京新聞を読んで | Trackback