憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

人間の尊厳 <優生思想こそが問題!?思い違いの優越感より、感謝される喜びを!!>

 7月31日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。
 筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「相模原市の障がい者施設で起った殺人事件に打ちのめされている。これは誤った優生思想に基づくテロ、大量殺戮であり、絶対に許すことは出来ない。
 生きるに値する人と値しない人を区別するなどという議論自体、成立の余地はない。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「この事件は、日本社会の病理の表われとも思える。
 この10年あまり、石原新太郎元東京都知事をはじめとして、多くの公人が障がい者、高齢者、女性の人格を否定し、早く死んだ方が世のためという趣旨の発言をしてきた。さらに、特定の外国籍の人々に対して死ねと叫ぶヘイトスピーチが行われていた。
 安倍首相は外国で起ったテロ事件に対してはすぐに許されないという声明を出すが、国内で起ったテロをどう思っているのか、明らかではない。
 安倍首相に限らず、日本の政治家は、テロを誘発するような差別発言、人格否定発言を放置していた。人間の尊厳を無視する暴言を本音の発露として許容するような社会の風潮の中で、今回の事件が起こったということができる。」と指摘した。
 最後に筆者は、「生命と人間の尊厳を守ることは政治のもっとも根本的な責務である。この理念を空虚な建前と笑うような者に、政治、報道・出版などの公的世界での居場所を与えてはならない。
 それは私たちが野獣ではなく、人間であるための不可欠の条件なのである。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「人間の尊厳を無視する暴言を本音の発露として許容するような社会の風潮の中で、今回の事件が起こったということができる」との指摘、
「この理念を空虚な建前と笑うような者に、政治、報道・出版などの公的世界での居場所を与えてはならない」との指摘、は理解出来た。
 人間はなぜ、優生思想を持つのか、しかもかなり大勢の人たちが?自分が他より優れていると思うことは、気持ちのいいことかもしれないが、それは自分より劣っている(真偽はともかく)人の存在があってこそ成りたつ「心のバランス」にすぎないような気がする。
 地球上に存在するものに、すべて存在理由と存在価値があるような気がするが? ただ定かには見えないだけで。
 筆者指摘の「優生思想」が、団体や社会、さらに国家的規模に発展して、戦争になってきたような気がする。 ドイツが「ナチズム」を封印しているように、日本はこの「優生思想」を思想信条の自由の例外として、社会の安寧秩序のために、封印しなければならないのだろうか?
 
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by sasakitosio | 2016-08-01 06:48 | 東京新聞を読んで | Trackback