憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

国民の選択 為政者が国のかたちを示してこそ 、<改憲後のビジョンに日本人の夢と希望はあるのか??>

 7月12日付朝日新聞朝刊11面に、「波聞風問」という欄がある。筆者は、編集員・堀篭俊材氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「100年以内に経済的な問題は解決する。大恐慌翌年の1930年、英国の経済学者ケインズは「孫の世代の経済的可能性」という論文で、そう書き残している。先進国の生活水準は上がり、十分な余暇のある豊かな生活を送れる時代を予想した。
 ただし、「大きな戦争がなく、人口の極端な増加がなければ」という前提である。
 その後、大戦は起き、世界の人口は爆発的に増えた。グローバル化で格差や貧困、移民や難民の問題は広がり、解決の市口さえ見いだせない。
 偉大な経済学者の予想は実現しそうもないが、ひとつの欧州をめざす壮大な実験から母国がくけるとは夢にも思わなかっただろう。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「EU連合からの離脱を選んだ英国の国民投票に比べ、日本の参院選には冷めた雰囲気が漂った。その違いはどこから来るのだろうか。
 都留文科大3年の栗原耕平さん(20)は約1週間前、期日前投票で、有権者として初めて一票を投じた。だが、自分の周りでは「だれに投票すればいいのかわからない」という声をよく聞くという。
 栗原さんは、安倍政権が掲げる最低賃金1千円を上回る1500円への引き上げを求める学生や労働者たちのグループ「エキタス」のメンバーである。「格差と貧困が広がり、自分たちの声を代弁してくれる政治家がいないと感じる若者が増えている」
 英国民の選択に対し、ポピュリズム(大衆迎合主義)、孤立主義といった言葉が投げかけられるが、栗原さんの見方はちょっと違う。
「グローバル化に対抗して、自分たちで決めたい。主権を取り戻そうという意識の表われだったのではないか。
 為政者たちが国のかたちを示したからこそ、英国の世論は沸き立った。参院選で争点の軸になったのはアベノミクスという経済政策だった。
 思想家の内田樹さん(65)は「転換期に求められるのは、見晴らしのよいビジョンであって、目先の銭金の話ではない」とはなす。
 内田さんの見方はこうだ。
 キャメロン首相ら英国の残留派は、EUに残ることがもたらす経済的な「実利」を表に出した結果、EUに制約されない主権国家でありたいという、離脱派の政治的な「幻想」に屈服したーーーー。」と教えてくれた。
 最後に社説は、「英のれ脱決定は急激な円高や株安を日本でも起こし、一国の経済政策の限界を突きつける。
 「失敗したら海外のせいだと言い逃れできる経済政策は争点になり得ない。
 安倍政権が憲法改正したいなら、その賛否を問うべきだった」
 為政者から明確なビジョンを語られないまま、改憲勢力は大きな力を得た。
 ケインズは論文で、こう問いかけている。
 「経済的な問題を解決するため、もっと重要で、恒久的なものを犠牲にしないようにしよう」
 国のかたちをどう考えるのか。大切なものを見つめるときである。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「英国の経済学者ケインズは「孫の世代の経済的可能性」という論文で、大恐慌翌年の1930年「100年以内に経済的な問題は解決する」ただし、「大きな戦争ががなく、人口の極端な増加がなければ」との前提で。」とのこと、
 「思想家の内田樹さん(65)は「転換期に求められるのは、見晴らしのよいビジョンであって、目先の銭金の話ではない」、と話す」、とのこと、
 「ケインズは論文で、こう問いかけている。「経済的な問題を解決するため、もっと重要で、恒久的なものを犠牲にしないようにしよう」」とのこと、等を知ることができた。
 筆者の「為政者から明快なビジョンを語られないまま、改憲勢力は大きな力を得た」との指摘はその通りだ。
 その上で、いわゆる「改憲勢力」には、改憲後のビジョンとして、「経済も、人権も、平和も、福祉も、文化も、環境も、教育も、医療も」等等の面も含め、日本国民にとって現状より良くなる「夢や希望」を提起する「能力や意欲」があるのだろうか、と大いなる疑問がわいてきた。
 すくなくとも、これからの国会での議論に期待したい。
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by sasakitosio | 2016-07-17 08:19 | 朝日新聞を読んで | Trackback