憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

許されるか「いいとこ取り」 <そんなうまい話、古今・東西・天上・天下あったらいいなあ!?>

 7月3日付東京新聞社説横に、「太郎の国際通信」という欄がある。
 筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「英国の欧州連合(EU)からの離脱の衝撃はいまだに収まらない。英国内では国民投票のやり直しを求める陳情が数百万人の署名を集めたとも伝えられている。
 確かに、EUとの取引で新たに関税が設定されたり規制が設けられれば、英国商品の輸出が難しくなり英国経済にとって致命的なことになるのかもしれない。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「しかし、欧州にはEUに加盟しなくとも繁栄を謳歌している国があるのだ。1972年と94年の二度にわたり加盟を国民投票で否決したノルウエーのことだ。
 同国は輸出の80%がEU向け、輸入も60%がEUからだが、そのバランスシートは輸出額が輸入額の1.6倍(2014年)と稼ぎに稼いでいる。
 その結果、一人当たり国内総生産(GDP)は74822ドル(約750万円)でEU平均の約2倍、失業率は4.37%(同)でEU平均の約半分以下にすぎない。さらにノルウエーでは「この10年間外国からの資本投資は倍増している」(英エクスプレス紙)と目覚ましい経済発展を遂げている。」とおしえてくれる。
 さらに筆者は、「その秘密は、EUに加盟せずともEU加盟国並みの恩恵を受けれ欧州経済地域(EEA)に加盟していることだ。
 EEAは1994年非加盟国のノルウエー、アイスランド、リヒテンシュタインが作った枠組みで、EUとの協定で原則としてEUが掲げる商品、人、サービス、資本の移動の自由が適用される。
 つまりEU加盟国とはほぼ同じ権利が保障されるわけだが、その一方でEUの政策決定に原作的に参加できない。
 また、EUの定める法令について、EEA各国はそれに準拠する国内法規を制定すればよい。
 平たく言えば、EUには口出しできないがそのメリットは参加国並みに利用できるいう枠組みなのだ。
 そこで英国だが、もともとはノルウエーなどEEA加盟国とともに欧州自由貿易連合(EFTA)を結成していたことがあり、EEAに加盟することは「先祖返り」 のような必然性もある。 
 「英国をまとめられるのはノルウエー方式だけだ」(テレグラフ紙)
 英国のマスコミも「ノルウエーに倣え」と煽るが、ここでひとつ問題になりそうなものが「人の移動の自由」だ。
 移民問題が英国EU離脱の決定的な要素だったと言われるので、この点だけは英国が飲めない条件になるだろう。
  EUの「人の移動の自由」はEU条約とは別に「シェンゲン協定」という取り決めで定められている。ノルウエーなどEU非加盟国も同協定に参加しているが、英国はもともとEU加盟国でありながら同協定には参加していなかった。
 EU離脱後の英国もこの問題では譲れないことになろうが、そうした英国の「いいとこ取り」がゆるされるか、EUとの交渉では英国の外交力が試されることになるだろう。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 欧州経済地域(EEA)は1994年にEU非加盟国のノルウエー、アイスランド、リヒテンシュタインが作った枠組みで、EUとの協定で原則としてEUが掲げる商品、人、サービス、資本の移動の自由が適用される、とのこと。
「 EUの「人の移動の自由」は、EUの条約とは別に「シェンゲン協定」という取り決めで定められている。ノルウエーなどEU非加盟国も同協定に参加しているが、英国はもともとEU加盟国でありながら同協定には参加してこなかった」とのこと。等等を知ることができた。
 国民の説得、EUの説得、シェンゲン協定のハードル、英国の外交力が試されることになる。
 健闘と成功を祈りたい。
 
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by sasakitosio | 2016-07-04 06:45 | 東京新聞を読んで | Trackback