憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

有権者の一割が動くなら<そして、優秀な若者が続々「候補者」に名乗り出れるなら!!>

 6月26日付朝日新聞朝刊3面に、日曜に思う」と言う欄がある。筆者は、編集委員・曽我豪氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「参院選の投開票まで2週間なのに全然盛り上あがっていないーーように思える。
 どうしても思い出してしまう。
 18年前の参院選だ。自民党単独の橋本竜太郎政権だった。消費税を3%から5%に上げたが、アジア経済危機に見舞われた。選挙前に財政構造改革法を改正し大型減税を打ち出した。
 それが恒久減税か否かで首相の発言が迷走したものの、1週間前の情勢調査は面白みに欠けた。自民党は単独過半数の回復は困難で改選数の確保も微妙だが悪くても微減だろう。結党後初の本格的な国政選挙となる民主党は現状維持がやっと。投票率はせいぜい50%前後か・・・。
 僕はその時、政局原稿を準備する係りだった。みんなで手分けして、政権幹部らに最終盤の手応えを聞いた。
 投票率が急上昇する兆しはない。――彼らの反応に危機感はなく、そのまま準備を進めた。
 急変したのは前日。
 自民党選対幹部から「おかしなことが起きている」と電話で聞いてからだ。それから競争だ。書き直すと、次の情報が舞い込んで一からやり直し。「苦戦」が「敗北」になり「首相退陣へ」。
 一面の見出しは「経済失政で不信任 民・共躍進」(!)と続く。
 投票率は58.84%。前回の44.52%を14.32ポイントも上回った。そして反省した。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「一見盛り上がっていないと思う選挙ほど、怖いものはない。減税が有権者の心をくすぐるはずだというのもあてにならない。発言の迷走など、首相批判の芽はいくらでもある。低投票率だから組織力に勝る自民党が勝つといった先入観も危ない。事前予想に反して有権者の一割が動けば釜の底が抜けるようにすべてかわりうるものなのだ。特に参院選は。
 もちろん今回も同じ「首相退陣」が繰り返されるだろうなどと簡単なことを言いたいのではない。ただ日本政治は結局何も変わらないのだという閉塞感が気になる。
 その製造物責任は政治家にある。
 安倍首相はアベノミクスの成果を誇りつつ、その腰折れを恐れて消費増税を再延期した。年始からあれほど憲法改正への挑戦をにおわせたのに、それを大義のした衆院の解散も先送りした。
 他方、民進党はじめ野党はアベノミクスの破綻を攻撃しつつ、それに代わる成長や財源確保の道筋は語らない。
 憲法改正でも、ただ3分の2の改憲勢力の阻止を唱える防御の姿勢である。
 中長期より短期の目標にすがり、理念より現実の計算が先に立つ。「一強」のもとで、そんな安逸な政治が横行している。
 そこには、有権者の一割を動かして全体局面を一変させようとする情熱は感じられない。初めて投票に向かう18,19歳を引き込んで変革の起爆剤にしようとする知恵も感じられない。」と指摘した。
 最後に筆者は、「英国の欧州連合(EU)離脱で世界は試練の時を迎えた。その危機をどう語るか、日本の有権者は それを注視する。
 18年前の惨敗の後、自民党で人生最後の情熱を燃やし知恵を巡らせた政治家がいた。故梶山清六元官房長官である。
 党総裁選で権力派閥を飛び出して故小渕恵三元首相に反旗を翻し、激烈な金融改革の旗を立てた。敗れたが2位で102票を集めた。その輪の中には、現在閣内で角突き合わせる麻生太郎副総理・財務相も菅義偉官房長官もいた。
 梶山氏は2年後に亡くなる直前、最後の著書「破壊と創造」(講談社)を世に問うた。そこにはこうある。
 「いま政治家にとって重要なのは、まず日本という経済国家の実態がいかに危機的であり、このまま21世紀に突入すれば、国際社会のなかでどうなってしまうか、という本音を余すところなく語ることだ。
 そのうえで、ときには国中に我慢を求め、こうしなければならないという全体像を示して信任を仰がなければならない。いささか技術論にも似た各論における「政策論争」等は、政治家のやるべき本質的な仕事とは思えない」
 どうだろう。まるであの世から、麻生氏や菅氏や与野党の政治家全員を叱り奮起を促しているように思えないか。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「事前の予想に反して有権者の1割が動けば釜の底が抜けるように全てが変わりうるものだ。特に参院選は。」との指摘、
 「日本政治は結局何も変わらないのだという閉塞感が気になる。その製造物責任は政治家にある。」との指摘、は理解出来た。
 確かに、政治的閉塞感の製造物責任は、政治家に、特に国会議員にある、と思う。
 その国会議員を選ぶルールを変えて、いろいろな意味で優秀な人材が気軽に出馬しできるようにすることに尽きると思うのだが。
 そのルールである「公職選挙法」を変えるのも「現職の国会議員」であることに、大矛盾があるような気がする。
 また、国会議員だけ、利益相反行為が許されていることに問題の一つがあるような気もする。
 
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by sasakitosio | 2016-06-28 06:47 | 朝日新聞を読んで | Trackback