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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

改憲より悪質 <ほんと?文科省の教材が、基本的人権を教えてない!?>

 6月22日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。 
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「2018年度から順次教科化される小中学校の道徳。17日、馳浩文部科学相は「入試で活用したり内申書に記載したりしない」と述べた。みなさま、安心したりしていないでしょうね。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「学校教育で国家が特定の価値観を押し付ける。
 それだけでも大問題なんだけど、さらに最低最悪なのは押し付けの中身である。文科省のHPにアップされた教材「私たちの道徳」(小学校5.6年)を見てみよう。
 「自由」について教材はいう。
 <自由とは、自分だけの思いや考えから自分の好き勝手にふるまえるということだろうか>
 <その自由は、自分自身を駄目にしていないか。その自由は他人のめいわくになってないか>。
 それって「自由の制限〕でしょうが。
 「権利」は「義務」とセットにして<だれかが一方的に自分の権利ばかり主張して義務を果たさなかったり、一方的に義務だけをおし付けられたりすることがあたら、どうなるのでしょうか>。
 その前に基本的人権を教えなさいよ。」と指摘した。
 最後に筆者は、「私たちの道徳」は悪名高い「心のノート」のバージョンアップ版。教科書の見本の役目も果たすものと思われるが、その思想は自民党の改憲草案に酷似しており、「子供の権利条約」違反の可能性も高い。改憲には手続きが必要だが、教育は簡単に変えられる。野党の皆さん、忘れないでね。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「2018年度から順次教科化される小中学校の道徳」を初めて知った。
 「文科省のHPにアップされた教材「私たちの道徳」(小学校5.6年)も初めて知った。
 「私たちの道徳」の思想は自民党の改憲草案に酷似しており、「子供の権利条約」違反の可能性が髙い、と筆者は指摘する。
 このまんま行くと、小4と小1の孫が「私たちの道徳」を学ぶことになる。孫たちには、基本的人権と平和主義の日本国憲法を教えたいと思っている。 
by sasakitosio | 2016-06-23 06:29 | 東京新聞を読んで | Trackback