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by sasakitosio

鄧遺訓が示す危険水域 <大陸が香港化するか?香港が大陸化するか?どっちが早いか!?>

 6月14日付東京新聞朝刊14面に、「論説委員のワールド観望」という欄がある。
 筆者は、加藤直人=上海駐在だ。
今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「香港で公然と「独立」を唱える「本土派」と称する急進民主派が台頭している。長官選の民主化を求めた穏健な「雨傘運動」の挫折が急進派を支える土壌にになった。
 だが、香港の「一国二制度」を編み出した鄧小平の遺訓に目を凝らすと、本土派の台頭を許す香港は対中関係で、1997年の中国返還以来、最悪の危険水域に入ったとの懸念を禁じ得ない。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「香港の街を歩けば、至る所で両替屋の派手な看板を目にする。 店頭には「歓迎人民元」の張り紙。だが、今や歓迎の文字はくすんで見える。
 宝石や化粧品を「爆買い」する成り金中国人の姿に多くの香港人が眉をひそめ、大陸と隣接する地域では中国人排斥運動が頻発している。
 「中国歓迎せず」の姿勢を鮮明にしたのが昨年末に自主製作され、2025年の香港の未来像を描いた映画「10年」であろう。
 △少年親衛隊が禁書を扱った書店を襲撃
 △標準語の普通語普及政策で失業した広東語しか話せないタクシー運転手の悲哀――。
 若手監督らが共作した作品は、いずれも中国が統制を強める香港の現状を強烈に皮肉り、暗い未来を描いた。
 張徳江全人代(国会)委員長が5月中旬、最高指導部として4年ぶりに香港を訪問し「一国二制度の堅持」を約束する一方、「ごく少数者が”一国“を否定し、中央に対抗し香港独立を掲げている」とクギを刺した。「独立は絶対に許さず」との威嚇に重点があるのは明らかである。」と指摘した。
 さらに筆者は、「鄧小平文選(第三巻)をひもとき「香港の繁栄と安定」と題した84年の発言を読むと、一国二制度の「50年普変」について、鄧は「私たちの一代ではなく、次の代も不変だ」と約束した。
 だが、「もし動乱が起きれば中央政府は干渉する」と明言しているのも見逃せない。
 人民解放軍が香港に駐留する意義について「主権行使を体現する」とし、「動乱防止の機能もある」と明確にしている。
 昨年末の香港大学の調査では「自分を香港人と認識する」市民は約79%に上った。
 一国二制度に基づく高度な自治が失われつつあると業を煮やした香港社会は、2月の立法会(議会)補欠選で本土派に15%もの得票を与えた。
 だが、天安門事件の武力鎮圧を身を持って知らない独立派の若者の目には、鄧小平のいう「武力行使」は現実の脅威として映っているのだろうか。」と指摘した。
 最後に筆者は、「鄧は、貧しい中国が香港に追いつくには50年はかかると認識していた。鄧も予測できなかった急速な経済発展を背景に、中国が「五〇年不変」をなし崩しにするような動きを強めるならば、鄧の意思に背き国際公約違反である。
 翻って、香港はいかにすべきか。
 雨傘運動を率いた若者らが結成した新党・香港衆志は「過激でも保守でもない選択肢を有権者に示す」との方針を示した。
 危険水域に立ち入り中国を挑発するのではなく、民主香港を守ろうとするこの中道路線こそ、香港の進むべき道であろう。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「「中国歓迎せず」の姿勢を鮮明にしたのが昨年末に自主製作され、2025年香港の未来像を描いた映画「10年」であろう。
 △少年親衛隊が禁書を扱った書店を攻撃
 △標準語の普通語普及政策で失業した広東語 
  しか話せないタクシー運転手の悲哀――。
 若手監督らが共作した作品は、いずれも中国が統制を強める香港の現状を強烈に皮肉り、暗い未来を描いた」とのことを知った。
 また、「昨年末の香港大学の調査では「自分を香港人と認識する」市民は79%に上った」とのことも知った。
 筆者は、「1997年の中国返還以来、最悪の危険水域に入ったと懸念を禁じ得ない」と心配している。天安門事件から、時は流れ、中国経済の国際化も進み、情報化も進んだ今日、中国政府もそう関単に「武力行使」はできないのではないか、と思いたいが。成り行きを注視したい。
 
 
 
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by sasakitosio | 2016-06-21 05:06 | 東京新聞を読んで | Trackback