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by sasakitosio

経済学的思考の限界 <政権取り巻きの利益擁護策・御用学者のスクラップが必要では!?>

 6月16日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 先ず筆者は、「アベノミクスの虚構が露呈している。インフレ期待醸成で投資と消費を喚起てデフレからの脱却し、経済成長とインフレで国債負担を軽減するとともに、消費税増税で社会保障費を確保して財政を健全化するという目論見は、すべて頓挫した。
 大企業の利益を優先すれば、国民も潤うという理屈も格差と貧困の拡大の前に誤りは明らかだ」と切り出した。
 つづけて筆者は、「これは一政権の失敗にとどまらない。通貨・国債・労働市場といった現代の基本制度が何を意味するか、日本経済をどう理解するのか、といった根本的な問題を我々につつきつける。インフレ目標派や、黒田日銀は金融政策で国民の将来予想を操作できると想定したが、高齢者社会を生きる人々の不安を見とおすことができなかった。
 巨額の国債発行残高は、財政黒字を続けても持続可能な水準に戻すことは不可能だ。そもそも中央銀行と政府を統合勘定で考えれば、国債は将来世代への負の遺産という議論も疑わしい。
 他方、日銀保有の国債を「永久国債」にして、事実上「償却」するという荒療治にも、超インフレの可能性がついて回る。」と指摘した。
 最後に筆者は、「構造改革、つまり経済を効率化したり、解雇を容易にしたりで、なぜ成長率があがるのか、満足できる説明も見当たらない。国内総生産(GDP)や成長や効率性といった思考法が、役に立たない時代なのか。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 筆者の「GDPや成長や効率性といった思考法が、役に立たない時代なのか」との指摘は、「アベノミクスの目論見のすべてが頓挫した」との指摘と合せて、考えると深刻だ。日本政府内にも、取り巻く社会にも、将来の処方箋を書ける「智慧者」がいないということは、どこにも転ばぬ先の「杖」もなく、転んだ後の「智慧」もないということか?日本経済が地震予知並みとは、心もとない話だ。
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by sasakitosio | 2016-06-17 05:51 | 東京新聞を読んで | Trackback