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by sasakitosio

民の営みと国策 <核の暴走で、人の営みは回復不可能だ!原発は国策で止まらない!?>

 6月9日付朝日新聞社説下に、「ザ・コラム」という欄がある。筆者は、編集委員・上田俊英氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「「歴史の転換点にいるのかもしれない」。
 最近、そう思うようになった。人類とエネルギーのかかわりについてである。
 太陽光発電でつくった電気を固定価格買い取り制度(FIT)で売っている国内の設備の容量(最大出力)は、経済産業省資源エネルギー庁によると、昨年末に計3千万キロワットを超えた。
 その大半は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の後に発電を始めた。発電量は時間帯や天候に左右されるが、設備容量で見れば原発30基分だ。電力会社が再生可能エネルギーの受け入れ枠に事実上の上限を設けるなど多くの障壁が取り巻くなか、ここまで増えたのは正直、驚きだ。
 世界はもっと動きが急だ。
 再生可能エネルギーの国際機関「REN21」は今月1日、世界の情勢ををまとめた「白書」を発表した。それによると、たとえば風力発電の設備容量は昨年、全世界で4億3千万キロワットを超えた。
 原発の設備容量は、国際原子力機関によると、今全世界で3億8600万キロワットだから、設備容量とはいえ[風車]は原発を上回った。
 太陽光発電も2億2700万キロワットで、原発の6割に迫る。」と教えてくれる。
 続けて筆者は、「今月4日、福島県郡山市で大規模太陽光発電事業の立ち上げを記念するシンポジウムがあった。福島第一原発事故で「全町避難」が続く富岡町。そこの住民みずからが設備容量3万キロワットの巨大な太陽光発電所をつくり、収益を地域の復興に使う。
 計画を進めるのは、いわき市に避難する元音楽教諭の遠藤陽子(66)、元美術教諭の道仁さん(60)夫妻。二人が暮らした家はいま居住制限区域、近くの陽子さんの実家は帰還困難地区にある。道仁さんが持つ2ヘクタールの田も使えなくなった。
 「富岡に戻れなくても、作物ができなくても、その土地で日本のためになるものを生み出せる」。夫妻は全国に散り散りになった「ご近所様」を探し、太陽光発電事業への協力を呼びかけた。そして30人を超す地権者の、35ヘクタールほどの田がまとまる。
 総事業費は95億円。このうち13億円は市民からの出資でまかなう。住民主導の事業としては、破格の規模である。
 収益は将来、富岡へ戻る高齢者の医療機関への送迎や買い出しサービス、農業が再開できるようになったときの農業技術の継承事業などにあてる。今秋着工し、2018年3月の運転開始を目指している。
 「住民主導のあの太陽光発電事業はどこの事業よりも光り輝いたものだったと評価されるよう、育てていきたい」と陽子さん。福島ではこうした大規模な再生可能エネルギー事業が、今後も続々と始まる。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「核を使うエネルギーは、人間の間尺に合わない。いったん暴走すると、人の営みを回復不能までに痛めてしまう」
 郡山のシンポに参加した哲学者の高橋哲也・東京大大学院教授は、基調講演でこう語った。
高橋さんはいわきに生まれ、幼少期を富岡で暮らした。その地の人びとはいま、間尺に合ったエネルギーを目指す。
 聞いていて思い浮かんだのは高速増殖炉もんじゅのことだ。日本が原子力開発に乗り出して間もない56年、政府は最初の長期計画で、高速増殖炉は「わが国の国情に最も適合する」と記した。当時はこれこそ間尺に合うと考えられた。以後、高速増殖炉は日本の原子力開発の象徴となった。
 もんじゅは85年に本格着工し、建設に1兆円もの国費を投じてきた。しかし、95年ナトリウム漏れ事故で開発計画は中断。昨年11月には原子力規制委員会が、もんじゅの運営主体を代えるよう、馳浩文部科学相に勧告する事態に陥った。
 文科省が勧告を受けて設けた検討会は先月27日、「運営主体の在り方」についての報告書で「まずは運転停止状態における確実な保守管理の実施に取り組む必要がある」とした。
 そんな基本的なことさえ、出来ていないのだ。
 国策の象徴とされた計画が、そもそも間尺に合っていない。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「太陽光発電でつくった電気を固定価格買い取り制度(FIT)で売っている国内の設備容量(最大出力)は、経済産業省資源エネルギー庁によると、昨年末に計3千万キロワットを超えた」とのこと、
 「設備容量で見れば、原発30基分だ」とのこと、
 「再生可能エネルギーの国際機関「REN21]は今月1日に、世界の情勢をまとめた「白書」を発表した。それによると、たとえば風力発電の設備容量は昨年、全世界で4億3千万キロワットを超えた。」とのこと、
 「設備容量とはいえ[風車]は原発を上回った。太陽光発電も2億2700万キロワットで、原発の6割にあたる」とのこと、等等を知った。
 筆者の、人類とエネルギーのかかわりについて、「歴史の転換点」いるのかもしれない」との認識が、当っているような気がした。
 「ご近所さま」が30人超あつまり、35ヘクタールほどの田が集まり、総事業費95億円の太陽光発電事業が、2018年3月の開業を目指して、動き出したとのこと。国策でない、民の営みが、動きだしたことに、大きなうねりを感じ、期待が高まる。
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by sasakitosio | 2016-06-11 06:17 | 朝日新聞を読んで | Trackback