冬眠は人類を救う!? <睡眠、冬眠、永眠、メニューが一つ増えたな!冬眠ホテルもいいな!?>
2016年 06月 10日
今日はこの記事に学ぶことにした。
まず記事は、「リスや熊などの冬眠。体温が下がり、心拍や呼吸も1分間に数回程度に抑えられ、、エネルギー消費が少ない天然“省エネ”状態になる。もし人間が冬眠できれば・・・。そんな研究が始まっている」と切り出した。
つづけて記事は。「2004年、アフリカ大陸の東に位置するマダガスカル島で、冬眠するサルが初めて見つかった。フトオコビトキツネザルが餌のない冬季(4~10月)、木の穴で眠るようにじっとしているのが確認された。
「サルが冬眠できるなら,ヒトでも」。
理化学研究所多細胞システム形成研究センター(神戸市)の研究員、砂川玄志郎さん(40)は強い可能性を感じたという。
当時は国内最大の小児専門病院、国立成育医療センター(東京、現国立成育医療センター)の小児救急医だった。
全国から運び込まれる重症の子どもたちを治療する一方、搬送に時間を要し、救えなかった小さな命に唇をかむこともあった。
「冬眠できれば、酸素が少なくても命を維持できる。症状の悪化を遅らせ、治療までの時間をも稼げる可能性がある」。 06年、研究の道に1歩踏みだした。
睡眠のメカニズム研究などを経て15年から本格化させた研究では、一時的に冬眠の状態に近い状態「トーパー」になるマウス(ハツカネズミ)を使う。ゲノム(全遺伝情報)の解読が完了しており、遺伝子レベルでの解析をしやすいという。
温度や明るさや、餌を与えない時間の長さなどを変えながら、マウスの呼気にふくまれる酸素濃度などを計測。半日ほど餌を抜くと、体温が10度下がり、体を丸めてトーパーを始めることなどがわかった。
さらに、細胞や遺伝子レベルでの実験も重ね、トーパーを引き起こす原因物質の特定を進めている。
「今の救急は輸血や人工呼吸、心臓マツサージサージなど”加える“医療。必要なエネルギーを減らす冬眠で救命の幅を広げたい」と砂川さん。
さらに「冬眠中の動物は主に脂肪を消費するので冬眠ダイエットもできいるかも。生きた魚の鮮度も保ちやすくなり、食の可能性を広げられる」
冬眠研究は約半年間を要する火星への有人宇宙飛行計画を進める米航空宇宙局(NASA)も着手している。」として締めくくった。
読んで、世の中には、いろいろな研究をする人がいるのに驚いた。
人間が冬眠できれば・・・冬眠している間に、無防備の間に、何者かに襲われる危険はないんだろうか、とふと考えた。
しかし、その研究が、食料危機をなくすかもしれないし、生きた魚の鮮度も保ちやすくなるかもしれないし、いい面もありそうだ。今後の研究に期待したい。