憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

拡大解釈 戦争への道 <「統帥権の独立」を軍が拡大解釈し、天皇をも無視し、戦争へ!?>

 5月29付東京新聞朝刊1面に、「「戦える国」に変質 言わねばならないこと」という欄がある。筆者は、元官房長官・蔵相の武村正義さんだ。
 まず筆者は、「戦後70年余り、平和な日本が続いた。国民の多くは平和日本に納得し、これに疑念を持っている人はほとんどいない。よそから与えられた平和ではなく、日本人があの戦争を深く反省して再出発し、その国民の意思を反映した70年だった。
 だが、ここに来て、安全保障関連法が施行され、他国を武力で守る集団的自衛権の行使に一歩踏み出した。この方向は平和な70年を支持してきた日本の多くの意思に沿っていない。」
 70年持続した考え方を無理に変えようとしていることに、違和感を覚える。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「憲法九条は戦争を否定し、敵が攻めてきたとき自衛のため戦うことをかろうじて許してきた。よその国にどんどん出ていく、よその国が攻められたからと応戦するなど、どう見ても、憲法がそこまで認めているとは考えられない。
 安倍晋三首相は戦後の日本のあり方に疑念を持ち、変えることにこだわってきた。 確かに米軍が日本を占領し憲法や戦後のシステムは始まったが多くの国民は納得して受け入れ、支持してきた。
 安倍首相は母方の祖父岸信介さん(元首相)を尊敬していると聞く。私は自民党の国会議員時代、安倍首相の父、晋太郎さん(元外相)の派閥にいたが、晋太郎さんから聞いたのは、もっぱら自分の父、阿部寛さんの話だった。
 寛さんはあの戦争に批判的な政治家で、東条内閣の閣僚だった岸さんとは対照的な考えを持っていた。安倍首相は父方の祖父をどう思っているのか。」と指摘した。
 最後に筆者は、「日本は明治憲法下で、一度、憲法解釈をめぐり大きく道を間違えた。
 時の軍部が「統帥権の独立」を拡大解釈し首相どころか天皇陛下の意思すら聞かず、独断で戦争の道を走った。
 今度は、歴代内閣が認めず、憲法学者のほとんどが「違憲」と言っている安保法を多数で強行して通した。
 戦争の失敗の轍を踏むことにならないか危惧する。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 あべ首相の父は元外相の晋太郎氏であることは知っていたが、安倍首相の父方の祖父が安倍寛氏であることは、初めて知った。
 そして、安倍寛氏が戦争に批判的な政治家だったことも初めて知った。
 さらに筆者の指摘で「日本の明治憲法下で、一度、憲法解釈をめぐり、おおきく道を間違えた。時の軍部が「統帥権の独立」を拡大解釈し、首相どころか、天皇陛下の意思すら聞かず、独断で戦争に走った。」とのことを知った。
 昭和天皇が沖縄返還時に、交渉担当者に「米軍の撤退はだめ」といわれたとの記事を読んでなぜ、と思ったが。天皇は日本の軍隊を恐れていた、その理由が分かったような気がした。
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by sasakitosio | 2016-05-31 13:42 | 東京新聞を読んで | Trackback