憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

こすれ合って 成り立っている <熱で体を、接触で心を、交流で懐を、温め会おう!!>

 5月29日付朝日新聞朝刊4面に、「政治断簡」という欄がある。筆者は、政治部次長・高橋純子氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「摩擦がなければ机の上の者は滑り落ち、紐は結べず、人は歩けず、車も進まない。
 しかし、摩擦が大きければスケートは滑らず、車輪は回転しない。(「ブリタニカ国際大百科」)
 何の気なしに「摩擦」を引いたら、深遠なる世界の一端に触れてしまった。美しい詩の一節のようではないか。
 やるな、ブリタニカ。
 大きな摩擦は困る。だがなければいいというものでもはない。そんなことを考えたのは、駅ビルの中の喫茶店が看板お脇に貼っていた「WAR IS OVER!(戦争は終わった)」のポスターに「政治的すぎる」とのクレームがついたと聞いたからだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「東京・JR新宿駅東口改札を出て48歩、ルミネエスト地下1階に喫茶「ベルク」はある。天然酵母パンのトースト、ポテトサラダ、コーン、ゆで卵(半熟卵も可)にコーヒーの「モーニング」は税込410円。カウンターで立ち食いしているサラリーマン、朝からワインでゴキゲンな女性客らで15坪の店は満杯だ。
 クレームが入ったのは5月初旬。ルミネに直接申し入れがあったという。店長の井野朋也さん(55)は、「店に言ってくれればいいのに」。
 火がつく。
 ブレーキがかかる。
 何かと何かがこすれ合って生まれる、エネルギー。
 クレームは拒否するしかない。でも相対すれば「何か」が生まれたかもしれない。ツイッターでクレームを公表した。みんなに考えてほしかった。」と指摘した。
 さらに筆者は、「井野さんは2014年6月末、安倍首相にメッセージを送った。
 「初めまして、井野碩哉の孫の井野朋也と申します。祖父の臨終の際、岸さんはわざわざいらっしゃって祖父の手を握り占めてくださいました。」
 井野碩哉。
 東条内閣の農林相で、A級戦犯容疑者として巣鴨プリズンに拘禁。第二次岸内閣で法相に就く。
 「祖父の自伝によれば、東条英機を総理に担いだのは、総理になればさまざまな立場の意見に耳を傾けなければならないから、戦争に突っ走らないだろうという狙いがあったそうです。その狙いは裏目に出ました。」
 「総理、明日、私は官邸前での集団的自衛権行使可能の閣議決定への抗議行動に参加します。日本の進むべき道、私たちの命運を勝手に決めないでください」」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「安倍首相はつるんとしている。
 政治的手法は強権的だが、相手と組み合うのではなく、ものすごいスピードで勝手にコロコロっと転がっていく。
 こすれないからいつもピカピカ。それが首相の魅力であり、政治家の欠点でもある。ならば対峙する側が、摩擦係数を高めていくしかない。
 さて、いかにして。
 「WAR IS OVER!」.その下には、小さくこう添えられる。「IF YOU WANT IT(きみがそう望むなら)」
 自分が真に何を望むか見定める。
 それと誰かの望がこすれ合う。
 快も不快も痛みもある。
 でもそうやって成り立っているのだ、この世界は。」、として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 井野碩哉の孫の「井野朋也」さんが、ルミネエスト地下1階に喫茶「ベルク」を開いていること。
 その「喫茶店」の看板横に貼っていた「WAR IS OVER!」のポスターにクレームがついた、とのこと。
 また、井野朋也さんは、安倍首相のツイッターにメッセージ(官邸前へ抗議行動に行く)を送った、とのこと。
 等々を知った。勇気と行動力に感心した。
 「自分が何を望むかを見定める。それと誰かの望がこすれ合う。快も不快も痛みもある。」との筆者の指摘は、よく分かった。
 こすれ合いが、互いの心や懐を温める、そんな社会にしたいものだ。間違っても、摩擦が喧騒や排除や戦争を生み出す「自然エネルギー」にならないようにしたいものだ、と思った。 
  
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by sasakitosio | 2016-05-31 06:58 | 朝日新聞を読んで | Trackback