憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

パナマ文書でピケティ氏からメール <各国政府の無策ぶり批判>

 5月16日付東京新聞朝刊26面に、「ニュースの追跡」という欄がある。筆者は、鈴木伸幸氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 先ず筆者は、「パナマ文書で暴かれたタックスヘイブン(租税回避地)の問題について、世界的なベストセラー「21世紀の資本」で知られるパリ経済学校教授トマ・ピケティ氏から、「こちら特報部」へメールが届いた。 同文書を暴いた調査報道を称賛する一方で、各国政府の無策ぶりを批判。不透明な金融システムが格差拡大の一因で、国際協調しての法人課税や資産課税の強化を訴えた。」と切り出した。
 続けて筆者は、「「パナマ文書が明らかにしたのは世界中の政界や財界のエリートたちが、どれほどの資産隠しをしてきたかということ」とピケティー氏はメイルで嘆いた。
 「タックスヘイブンの問題は、何年も前から新聞をにぎわしてきた。パナマ文書で、ジャーナリストは自らの責務を果たしたが、問題は各国の政府だ。何もしてこなかった」
 経済的不平等を研究テーマとするピケティ氏が「21世紀の資本」で主張したのは「資本主義では常に格差は拡大する」という点だ。
 19.20世紀の各国の税務データを分析して、資本家の富の伸びは労働者の賃金の上昇率を大きく上回ることを明らかにした。
格差拡大で社会は不安定化し、それが過去には世界大戦を誘発する一因となったとしている。
 そこで同氏は各国政府が格差解消策を主導する必要性を主張。ノーベル経済学賞受賞者で、ニューヨーク市立大のポール・クルーグマンらが絶賛した同書の中で、富裕層や国際的大企業が特権的に利用できるタックスヘイブンも格差を助長する道具だ、と強く懸念していた。
 パナマ文書では、ペーパー会社を造りやすく、課税も甘い英領バージン諸島などを使っての租税回避の実態が垣間見えてきた。
 これまでにも、租税回避が目的の海外口座を明らかにした「オフショア・リークス」や、ルクセンブルグが大きな多国籍企業の税金逃れを手助けしていたことを暴いた「ルクセンブルグ・リークス」、さらにはスイスの銀行による富裕顧客の脱税ほう助を明らかにした「スイス・リークス」など、関係者による「暴露」がメディアをにぎわしてきた。
 そのたびに、関係国の当局者は対策の必要性を訴えたが、ピケティ氏は「行動が伴わなわなかった。むしろ悪化した」と指定する。」と教えてくれる。
 さらに筆者は、「特に問題視するのは、2008年の米投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻が発端となった金融危機後だ。
 各国の中央銀行が国債を買い取るなどして、通貨供給量を増加。金融システムを支え、景気後退に伴う世界的な経済危機を回避した。
 だが、必要だった税制の改革などを怠ったために、マネーがあふれて富裕層の資産は膨らみ、租税回避はより巧妙になってきた。
 ピケティ氏は「21世紀の資本」で、格差拡大を防ぐために国際強調しての資産課税の強化や、資本呼び込みのための減免税の禁止を提案してきた。
 今回のパナマ文書を受けて強調するのは、税を公平化するために大企業への法人税を各国共通にすることと、各国間での金融資産情報の交換だ。」と指摘した。
  最後に筆者は、「ピケティ氏は「厳格なルールを作り、違反があれば制裁を科す。国際協調は難しいとも言われるが、スイスは国際的な圧力を受け、各国間で金融資産情報を交換することに同意した。
 かっては考えられなかったような動きだ。いま、行動しなければ、また新たな危機を招く」と警告した」と教えてくれる。
 読んで勉強になった。「21世紀の資本」を通読したのち、ワードで写しながらもう一回全部読んで、分かりやすく、面白かった、ことを思いだした。
 そのうえ、新たに、 
 「「オフショア・リークス」、
 「ルクセンブルグ・リークス」、
 「スイス・リークス」、など関係者による「暴露」がメディアをにぎわしてきた」ことを知った。
 ここは、ピケティ氏が警告するように「厳格なルールをつくり、違反があれば制裁を科す。」ことが、税の公平な負担と格差拡大の阻止のためには、不可欠だと、思った。ただそれには、ルールを作り、取り締まる側と、取り締まられる側の力関係が、最大の問題のような気がしている。
 
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/23155106
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2016-05-19 06:30 | 東京新聞を読んで | Trackback