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by sasakitosio

アベ化する世界 <この現象は、歴史的必然なのだろうか?>

  5月15日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「いま世界にアベ的権力者という妖怪が増殖している。世界はアベ化しているというべきか。
 この妖怪は以下のような特徴がある。
 第一に自己愛がきわめて強く、自分を正しい、美しいと思い込む。
 第二に自己愛の裏返しで、自分に対する批判や責任追及に対しては一切耳を閉ざし、欠点を是正するという意欲を持たない。
 第三に自己愛の過剰さゆえに、自分を攻撃するものに対し過度に攻撃的になる。
 第四に自分が敵とみなす者を攻撃する際に、うそ、捏造も平気で行い、虚偽の主張が明らかになっても恥じることがない。」と切り出した。
 続けて筆者は、「もちろん、日本はアベ化の先頭に立っている国だが、米国では同じような特徴を備えたドナルド・トランプ氏が共和党の大統領候補になることが事実上決まった。
 フランスでは、移民排斥を唱える極右政党国民戦線の幹部が、日本の新聞のインタビューに答えて、日本の自民党こそ自分たちの手本だと語った。
 民主政治の伝統を持っている国でも、人々の欲求不満に付け込んで、庶民の自己愛をくすぐり、デマで敵に対する憎悪をあおる政治家が台頭している。」と指摘した。
 最後に筆者は、「アベ化を防ぐには、事実に基づく議論をすること、自分自身を的確に認識して、長所と短所をバランスよく評価することが必要である。
 この夏の選挙では、日本人がどこまで知性と品性を保っているかが問われる。」として締めくくった。
 読んで面白かった。
 筆者の「過剰な自己愛」から、派生する4つの「事態」の解説は、よく理解出来た。
 ただ、世界のアベ化を言うと、何か「安倍首相が元祖」のような印象を受けて、多少違和感を感じた。
 また、筆者の言う「妖怪」は、なぜ生まれのか、歴史的必然なのか、突然変異なのか、筆者に解析して欲しいと思った。
 また、筆者の「この夏の選挙では、日本人がどこまで知性と品性を保っているかが問われる」との期待と指摘はよく理解出来た。
 が、日本国民の間では、「知性や品性」と言う言葉は、とっくの昔に、「消滅・絶滅」してしまっていた、と気づくことにならないことを、切に祈りたい。 
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by sasakitosio | 2016-05-15 10:11 | 東京新聞を読んで | Trackback