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by sasakitosio

脱「東京宣言」  <日ロ平和条約締結が近づいたのか?>

 5月13日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、作家で元外務省主任分析官・佐藤優氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。6日、ロシアのソチで行われた日露首脳会談で安倍首相は、プーチン大統領に「日本式最先端の病院、日ロ健康長寿センターンの建設・運営など医療水準を高め国民の健康寿命の伸長に役だつ協力」 「快適・清潔で住みやすく活動しやすい都市づくりの協力」 「日露中小企業の交流と協力」など8項目の提案を行った。
 これに対して、プーチン大統領は、「すばらしい、このようなプロジェクトはぜひ実現したい」と答えた。
 この会談で両首脳の人間的な信頼関係は、飛躍的に高まった。」と切り出した。
 続けて筆者は、「日本はロシアに対して包括的なアプローチを取っている。一種の「抱き合わせ販売」のようなもので、ロシアが望む経済案件を大量に盛り込んだ上で、北方領土問題の解決策もその中に入れておき、これらを全体としてロシアに受け入れさせようという外交戦略だ。安倍首相は、プーチン大統領と北方領土問題について、「双方に受け入れ可能な解決策の作成に向け、新たな発想に基づくアプローチで交渉を精力的に進めて行くことで一致した」と述べた。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「安倍首相は「北方4島に対する帰属の問題を解決して平和条約を締結する」という「東京宣言」(1993年10月)の確認に固執していない。
 今回の首脳会談をきっかけに、日本政府は脱「東京宣言」に静かにかじを切り始めた。」として締めくくった。
 読んで気にかかることがある。
 筆者の経歴からして、情報源と差し示す方向は、たしかだと思う。その上で、脱「東京宣言」ということは、4島の帰属問題を棚上げにして、日露平和条約の締結へと進むことを意味するのだろうか。
 そこで、いま日露平和条約を締結する「大義」は、何なのだろうか?あらためて筆者に教えてほしいと思った。経済交流や文化交流と活発化して、政府や民間の交流を増やすことが日ロ間の相互理解にとって大切なことは間違いない。為政者には、北方領土も平和条約も大事だが、まずあらゆる場面において人的交流を増やすよう努力してほしい、と思った。
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by sasakitosio | 2016-05-14 06:01 | 東京新聞を読んで | Trackback