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by sasakitosio

潜水艦輸出の頓挫  <経済の軍事化にブレーキか?>

  4月29日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。
 筆者は、作家で元外務省主任分析官・佐藤優氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「アベノミクスの経済成長戦略にマイナスになる出来事が起きた。
 26日、オーストラリア政府は、次期潜水艦12隻をフランスの政府系軍事企業DCNSに発注すると発表した。安倍政権は、三菱重工と川崎重工が製造する「そうりゅう」型潜水艦の技術を提供しようとしていたが、頓挫してしまった。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「中国の海軍力強化を受けて、オーストラリアは、老朽化した潜水艦を引退させ、新型を購入することにした。オーストラリアは米国の軍事同盟国であるが、米国製潜水艦を購入することができない。現在、米国は原子力潜水艦しか造っていない。
 オーストラリアは非核化政策を国是とするので原子力潜水艦を購入することはできない。
 そこでディーゼル潜水艦でありながら、原子力潜水艦級の能力を持つ「そうりゅう」型が選択肢に入っていた。
 自衛隊には「そうりゅう」型の技術をオーストラリアに提供すると、やがてその技術が中国に流出するのではないかと警戒する声もあったが、安倍政権が政治主導で抑えた。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「不況下における経済成長を実現するために武器の輸出は魅力的な方策だ。
 このような選択をすると経済的動機で積極的に戦争に関与するという誘惑が生じる。
 「そうりゅう」型潜水艦の売り込みがうまくいかなかったことで、経済の軍事化にブレーキが掛かる。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「オーストラリアは、非核化政策を国是とする」こと、
 「自衛隊には、「そうりゅう」型の技術をオーストラリアに提供すると、やがてその技術が中国に流出するのではないかと警戒するこえもあった」とのこと、 等を知ることができた。
 筆者の「不況下における経済成長を実現するために武器輸出は魅力的な方策だ。このような選択をすると経済的動機で積極的に戦争に関与するという誘惑が生じる。」との指摘は、過去現在の軍拡や戦争の勃発をの流れを、恐ろしいほど分かりやすく、教えてくれる。
 そして、今の日本と日本人は、その渦中にいることが、改めて分かった。「そうりゅう」型潜水艦の売り込み失敗は、経済の軍事化にブレーキが掛かり、安倍政権の「軍拡・改憲」暴走にもブレーキがかかる、ことを期待したい。
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by sasakitosio | 2016-05-01 07:49 | 東京新聞を読んで | Trackback