憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

選挙の争点はシエスタ  <昼寝 昼酒 昼湯が争点?スペインの話ですが>

 4月10日付東京新聞社説横に、「太郎の国際通信」という欄がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「「朝寝、朝酒、朝湯が大好き」で身上をつぶしたのは小原庄助さんだが、「昼寝、昼酒、昼湯が大好き」でも身上をつぶすというのだろうか。
 スペインがその名物とも言える昼休みの習慣「シエスタ」を辞めると言い出した。
 スペインのラホイ首相が先週末開かれた与党党大会で、労働者の一日の勤務時間を二時間短縮して午後6時に終わらせることを義務付ける法案を提出すると発表したのだ。」と教えてくれる。
 つづけて筆者は、「スペインでは、通常午前10時から午後2時まで勤務した後約3時間昼休み「シエスタ」をとる。官庁から多くの企業、店舗が閉まり、従業員は家に帰ってたいがいはワイン付きの昼食をしっかりと食べる。その後昼寝してシャワーを浴び、リフレッシュして午後5時から仕事に戻り8時まで働くのが常だ。
 まさしく昼寝、昼酒、昼湯の習慣で、もともと日差しの強い南欧で農民が熱中症を避けるために編み出した生活の知恵だった。同じ地中海気候のギリシャやイタリアさらに北アフリカの国々でも同様の習慣が見られる。」と教えてくれる。
 さらに筆者は、「しかしシエスタを取っていると、同じ欧州連合(EU)内の勤勉なドイツ人らに太刀打ちできないと、3年前議会の労働時間合理化委員会がシエスタの見直しを提言していた。
 提言は、シエスタをやめることでスペイン人の生産性が上がり、その結果生活の質が向上し、また出生率が上がり離婚率も減るメリットを上げていた。
 ラホイ首相はこれを受けてシエスタを1時間短縮する。つまり昼寝の時間をなくすことを来る6月総選挙で訴えるというのだが、はたしてスペイン国民に受け入れられるだろうか。
 長年続いた生活習慣を変えるのには抵抗があるだろうし、昼寝は肉体的にも精神的にも効用があるという学説もある。
 スペイン人でなくとも、英国のチャーチル元首相はドイツとの戦いの最中も必ず薄めのウイスキーを飲んだ後2時間ほど昼寝を欠かさなかったというし、米国のケネディ大統領も昼寝でリフレッシュしてキューバ危機などに対応していたといわれる。
 昼酒と昼湯はともかく昼寝については、最近米国などで昼下がりに30分ほどの仮眠をとる「パワーアップ」が進められている。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「日本でも厚生労働省が1昨年まとめた「健康づくりのための睡眠指針2014」の中で「昼寝の仮眠が、その後の覚醒レベルを上げ、作業能率の改善を図ることに役立つ可能性がある」と昼寝を容認した。
 むしろ、働き過ぎの日本人こそスペイン人に学ぶべきだと言われていたのに、その先達がシエスタを否定したのでは、すぐには「はあ、もっともだ」とは言い難いのだが・・・・・・。」として締めくくった。
 読んで面白かった。
 昨年の新年と一昨年の年末にかけて、マドリッドを歩き回ってきた。目標は、ピカソのゲルニカの現物を見ることにあった。その目標は十分達し、そのうえマドリッドの街が、全体としてスペイン帝国の名残を残す遺跡だと、感動してきた。
 その国が、「昼寝、昼酒、昼湯」の習慣「シエスタ」が、来る6月の総選挙の争点になるらしい。どちらに転んでも、世界的影響は少ないテーマだから、面白がって結果を見てれそうだ。
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by sasakitosio | 2016-04-12 14:37 | 東京新聞を読んで | Trackback