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by sasakitosio

中国政権の正統性問う  <パナマ文書、隠し通せるか?>

 4月10日付朝日新聞社説に、パナマ文書の事が載った。今日は、この社説に学ぶことにした。
 まず社説は、「中国の習近平政権発足から3年、一貫して「反腐敗」を掲げている。大物の摘発を辞さず、従来とは違う強い姿勢で臨んできたことが支持された。今でも連日、共産党幹部が取り調べを受けている。
 ところが、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が入手した「パナマ文書」によれば、習国家主席の姉の夫のほか、共産党政治局常務委員である劉雲山、張高麗両氏の親族が、租税回避地の株主となっていた。
 反腐敗の旗振り役も腐敗しているのではないか。政権のあり方に疑問を突き付けている。
 ほかにも毛沢東の孫の夫を含め、元指導者の親族5人の名前が挙がっている。」と指摘した。
 つづけて社説は、「中国当局はパナマ文書に関する情報にアクセスできないよう統制を敷いた。外務省は国外メディアの再三の問いかけにもノーコメントだ。それでも多くの市民に知れ渡るのをとめらえない。
 早くも「姉の夫」がネット上で流行語となった。
 指導者の親族が地位を利用して国有地の使用権を得たうえ、不動産投資で金もうけをしているーーーーーといった話は中国でよく耳にする。今回の事例が、そうした特権的手段による蓄財と関連するかどうかは、まだ明確にはわからない。
 だが言えることは二つある。
 一つは、最高指導部の周辺で、市民感覚とかけ離れた巨大な富が蓄えられているという現実だ。
 もう一つは、彼らが遠く海外の租税回避地にわざわざ会社を設立していたということだ。この仕組みを使って資産を移しているのはなぜか。
 中国当局の目が届かないところに隠そうとする意図があったとしか考えられない。
 国を指導する立場にありながら、国の発展よりも一族の利益を守ることを優先している、とみられても仕方がないだろう。そのような最高指導部メンバーが現職7人のうち3人もいたのである。」と指摘した。
 最後に社説は、「中国は、自由で公正な選挙によって指導者が選ばれる制度を欠いている。それでも今の共産党政権が国民の支持を得るとすれば、人々の生活水準を向上させることによるほかない。
 だが指導部がそれをはるかに上回る私利を図っているとすれば、共産党支配の正当性は根本から揺らぎかねない。
 証拠となる文書は全世界にさらされている。このまま説明なしに済むとは思えない。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 中で、「一つは、最高指導者の周辺で、市民感覚とかけ離れた巨大な富が蓄えられているという現実だ」との指摘、
 「もう一つは、彼らが遠く海外の租税回避地にわざわざ会社を設立していたことだ。この仕組みを使って資産を移しているのはなぜか。中国当局の目が届かないところに隠そうとする意図があったとしか考えられない。」との指摘、はよく理解出来た。
 ただ、中国の人口が日本の10倍もあるので、搾取も横領も背任も、金額的には10倍以上になり、日本人の感覚では「ベラボー」に見えるが、ひょっとしたら中国人民の間ではそれほど衝撃的ではないのかも知れない、と思った。
 また 「証拠となる文書は世界にさらされている」し、「悪事千里を走る」のことわざもあるように、多数の国民の目や耳を「長期にわたって」塞ぐことは、人知を超えていると思う。
 速かれ遅かれ、中国人民の知るところとなることは必定。その政権の是非・存否を決めるのは、中国人民だ。 
 そして、中国の民主化は、早いかもしれない、とも思った。
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by sasakitosio | 2016-04-11 08:11 | 朝日新聞を読んで | Trackback