憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

生意気な小娘 <朝ドラでの、平塚らいてう!?>

 4月6日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「2日、広岡浅子をモデルにしたNHK連続テレビ小説「あさが来た」が最終回を迎えた。
 朝ドラの主人公は「職業婦人型」と「良妻賢母型」にほぼ二分できるのだが、これは夫が妻を補佐する「婦唱夫随」。
 女性にも教育を受ける権利があると主張するヒロインは新鮮だった。
 ただ、ひとつ残念だったのは、最終週に登場した若き日の平塚らいてう(平塚明)の描き方だ。」と切りだした。
 つづけて筆者は、「あさが設立に尽力した日の出女子大学に入学した明は、あさを「いけ好かない傲慢おばさん」と評し、あまつさえ大阪まで押しかけて抗議するのだ。「あなたを女子教育の恩人として女の先輩として、ひとつも尊敬したり感謝したりする気になれません」。それを「自分の意思を持ってきちんとものがいえるというのは、なかなかたいしたもん」と軽くいなすあさ。
 自伝「元始、女性は太陽であった」でらいてうは広岡浅子を同様に評している。
 でも、わざわざ対決の場面まで創作する?
 視聴者の目にあさは大物、らいてうはバカな小娘に映る。こうして実業界で活躍する女は立派だが、女性解放のために徒党を組むような女は浅はかで生意気だという印象が刷り込まれる。
 「あの方を超える新しい女になってみせます」なんてらいてうはいわないって。時代がズレているし「新しい女」は「翔んでる女」と同じ蔑称なんだから。」として締めくくった。
 読んで面白かった。ほとんど無意識見ていたドラマも、いろいろ観かた騙感じ方があるのが面白い。 
 朝ドラの主人公のパターンとして、「良妻賢母型」、「職業婦人型」に二分でき、今回は「婦唱夫随型」だったとの仕分け、面白い。
 また、自伝「元始、女性は太陽であった」で、らいてうは、あさを「いけ好かない傲慢なおばさん」「あなたを女子教育の恩人として先輩として、ひとつも尊敬したり感謝したりする気になれません」と同様に評しているとの、ことを初めて知った。らいちょうの気概、意気を知ったような気がした。
 筆者の「視聴者の目にはあさは大物、らいてうはバカな小娘に映る」の指摘は、自分にはピッタリだった。
 筆者の切れの良さに、あらためて感心した。
 
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/23046092
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2016-04-07 06:56 | 東京新聞を読んで | Trackback